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○1665『饗宴 随筆と対話』○

 『饗宴 随筆と対話』
著者名:梅原猛 出版社:講談社 文責 美術 木村顕彦

 梅原猛(1925-)。哲学者。
 自らの専門分野以外の人物との交流も多い。
 本書はそのことがよくわかる。
 本書刊行は1994年。私が本書を手に取ったのは、「第3章 美術論」に画家・大野俶嵩についての考察が書いてあったからだ。
 そこには、次のようにある。
 「大野氏は、今、事故の芸術を大きく転化しようとしている。60歳にして自己の芸術を大きく転化させるのは容易なことではない。」
 大野俶嵩という画家は、日本画で前衛芸術運動をしたあと、再び具象に戻った。そして、梅原がここで書いているように、さらにもう一度自身の画風を転化させようとしていた。それは「『あの世』の言葉を用いて、花を描く」というものだった。
 画家は、画風を変遷させることがある。
 その点を考える時、大野俶嵩という画家が歩んだ道はその好例とされる。私自身、個人的に今後も捉え続けなくてはならない問いである。そういった意味で、本書において梅原が大野についてどう捉えていたかを知ることができたのは有意義だった。
 加えて、梅原自身、京都の大学で教鞭を執っていたいたことも作用してのことだろう。本書では三浦景生、池田遙邨、三尾公三、辻晋堂という京都の芸術家についての交流の記録が多い。本当に多くの人物が本書には多く登場する。
 横尾忠則、桑原武夫、高橋和己、湯川秀樹、磯崎新、中沢新一・・・。私にとっての大野俶嵩と同様に、多くの読者にとっての気になる人物について、本書には書かれているかもしれない。重厚な一冊。
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