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○1688『市民科学者として生きる』○

『市民科学者として生きる』
著者名:高木仁三郎 出版社:岩波書店 文責 美術 木村顕彦

 本書は岩波新書の一冊である。
 著者は、高木仁三郎(1938-2000)。科学者。本書タイトルに従えば、「市民科学者」という肩書きだろうか。
 本書刊行は1999年。本書文中にもあるが、本書執筆中すでに高木の身体は癌に冒されており、刊行後の2000年に亡くなる。
 高木は、原子力発電に対してNOを言い続けた科学者である。本書は彼の足跡を知る、遺書とも言える一冊だ。
 ・・・高木仁三郎。字面からして、決して自身の意志を曲げない強さが伝わってくる名前である(完全に私の思い込みだが)。
 よく、命懸けで仕事に取り組む、と言う人がいる。
 だが、「命懸け」という言葉は、そんなに簡単に口にすべきものではない。
 命懸けで仕事をする、ということは高木のような生き方を指すのである。それは、本書を読むとわかっていただけるであろう。
 大学でのポストを捨て、市民化学者として行動を示し続けた人。
 「虫ケラ同然の扱い、ないしは、原発反対でメシを食っている政治ゴロ的な扱いは、人格をトータルに否定されたような感じで、ずい分プライドを傷つけられた。」(本文より)
 「(略)依頼もしない品物がいきなり自宅や自宅に送られてくる、無言電話が深夜にかかる、(略)偽の印鑑などを使った有印私文書偽造など、明白な犯罪も含まれている」(本文より)
 いま挙げたような嫌がらせや冷たい視線にも負けず、戦い、そして生きた人。
 東日本大震災における福島第一原発事故後、高木仁三郎の仕事が注目を集めている。本書はその代表的な一冊といえる。
 
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036-8124               青森県弘前市石川長者森61-1  東奥義塾高等学校 TEL:0172-92-4111 FAX:0172-92-4116

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