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○1698『八木義之介 津軽西海岸(五能線)旅草子』○

 『八木義之介 津軽西海岸(五能線)旅草子』
著者名:八木義之介 出版社:秋田文化出版社 文責 美術 木村顕彦

 八木義之介(1930-1996)。画家・漫画家。
 以前、この書評の場で彼の『冷たい夏 戦時下中学生日記』という画文集を紹介している。ここ最近、私が気になっている画家だ(と、いいながら、すでに故人であることが残念でならない)。
 私が八木義之介の名前を知ったのは2014年9月のこと。東京の練馬区立美術館で開催された『あしたのジョー、の時代展』の内容を紹介した新聞記事によってだった。その記事は写真入りで、八木による新宿の風俗スケッチが掲載。その白っぽい画面に、なぜか引き込まれる。
 さて、そこで本書。
 八木による「西海岸」の風景画集である。
 西海岸といっても、アメリカではない。本書タイトルにある「津軽西海岸(五能線)」のことだ。
 青森県に住む私にとって、西海岸(=津軽の西海岸、地域で言うと深浦町)という呼び名は馴染みがあるが、全国区で考えるとどうなのだろう?アメリカではなく青森県にある西海岸は知られているのだろうか。
 ではタイトルの五能線はどうだろう?歌手・水森かおりの『五能線』という曲が、地元では知られているが、全国ではどうか。青森県の「五」所川原市と秋田県の「能」代を結ぶJRローカル線のことである。
 ・・・津軽西海岸と、五能線の説明にずいぶんと手間取った。肝心なのは本書の魅力だ。
 ペンでさらりと描かれた、白っぽい画面。画はすべてモノクロだ。巻末にはカラー写真が掲載されているが、それは佐藤たつ子の手によるもの。
 また、風景スケッチの画中には、縞の合羽に三度笠の旅人(=八木)の姿がユーモラスに描かれている。漫画家ならではの遊び心が見えるスケッチだ。
 本書刊行は1981年。偶然にも私が生まれた年だ。その頃に、八木が青森県を訪れてスケッチをしていたとは!
 こういう風に、旅先でさらっとスケッチができたら楽しいだろうなー、と思わせてくれる一冊だ。
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