ToO Gijuku Topics(東奥義塾)
東奥義塾高等学校 公式ブログ

○1710『ちばてつやが語る「ちばてつや」』○

『ちばてつやが語る「ちばてつや」』
著者名:ちばてつや 出版社:集英社 文責 美術 木村顕彦

 ちばてつや(1939-)。漫画家。
 本書は、漫画家生活58年となる2014年に刊行された書籍で、集英社新書の一冊である。
 ちばの代表的な作品について、自身が一つ一つ解説をしていく構成で本書は書かれている。
 代表的な作品、と言っても、多くの人にとってはやはり「ちばてつや=あしたのジョー」であろう。その他、『ハリスの旋風』や『のたり松太郎』、『あした天気になあれ』は言うに及ばず、本書では『パパのお嫁さん』や『あるあしかの話』といった、知る人ぞ知る珠玉の短編についてまで語られているのが魅力だ。
 ちばてつやという人物は、私の精神的な支柱と言える。そんな私にとって本書はいわば「ちば辞典」だ。よって、本書について語ろうとすればどこまでも語ることができる。だがそれではただの自己満足なので、それは最小限に留めるとして。
 特に印象に残った箇所は、1994年に、ちばが「心臓疾患を発症して」「加えて網膜剥離も見つかり」入院を余儀なくされた結果、当時連載をしていた『少年よラケットを抱け』(テニス漫画)を中断したあとのエピソードだ。
 本書によるとなんと、手術後退院して家に戻ると、アシスタントが一人もいなくなっていたという。逃げられたのではない。
 それは、ちばの奥さんがアシスタント(ひいてはプロダクション)を解散させていたからだった。
 ちばの身体を気遣い、そしてアシスタントたちには、ちばてつやについていこうとしてはダメだ、一人前の漫画家になるのならいまのタイミングで独立しなさいと檄を飛ばして退職金を渡してプロダクションを解散させた、ちばの奥さん。この方の英断に、何より頭が下がる。
 ちばてつやは、漫画界の巨匠でありながら、決して作品数は多いとは言えない。そのちばが、自身の作品に対して、どんな想いで描き、そして苦悩と喜びを体感していたのか。本書を読めばきっと、読みたくなるちば漫画が見つかるはずだ。
 
学校所在地
036-8124               青森県弘前市石川長者森61-1  東奥義塾高等学校 TEL:0172-92-4111 FAX:0172-92-4116

東奥義塾

Author:東奥義塾

AKB48の渡辺麻友の3rdシングル特典DVDに本校制服が!!

この公式ブログが「あおもりICTコンテスト2010(学校Webサイト部門)」で「最優秀賞」!!

東奥義塾個人情報保護方針→こちら

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

03月 | 2017年04月 | 05月
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -