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○1714『建築家、走る』○

 『建築家、走る』
著者名:隈研吾 出版社:新潮社 文責 美術 木村顕彦

 隈研吾(1954-)。建築家。近年、2013年に完成した第5代の歌舞伎座の設計で知られる人物だ。
 本書は、彼のエッセイ集、というか、彼の、建築に対する想いが詰まった書籍である。
 まず文中、彼自身の言葉で「20世紀建築批判」や「コンクリートのモダニズム建築批判」が展開される箇所がある。だがそれは、決して感情的なものではなく、読んでいくと納得する記述ばかりだ。
 中でも特に「20世紀型建築家出世すごろく」と題された節が面白かった。
 そこでは、かつての(数十年前からの)建築家たちを世代別に分けて解説し、彼らが出世していくパターンを示したうえで「ぼくらの第四世代になると、国内の建築需要は満たされて、(略)国際レースに駆り出されて出走するしかない時代に、(略)放り出されたけです。」と述べられ、それを読んで大まかながら現在の建築界の事情を理解できた(本書では、現在の状況のきっかけは1997年に、スペインのビルバオという地方都市に「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」が出来たことだと隈は分析している)。
 また、先述の歌舞伎座や、石の美術館など、隈が手掛けた建築プロジェクトについてのエピソード紹介が多い。
 印象に残ったのは、中国の「竹の家」のプロジェクトについてだ。
 本書では、そのプロジェクトに「インドネシアから文化庁の基金で」隈の「事務所に勉強しにきていた、ブティ・ブラドノ」という若者が、中国の現場に出向いた経緯が記されている。
 そのブラドノというインドネシア人留学生の行動力(アグレッシブさ)を読んでいると、日本人も負けていられない!と熱くなってくる。
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