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○1729『学術小説 外骨という人がいた!』○

 『学術小説 外骨という人がいた!』
著者名:赤瀬川原平 出版社:筑摩書房 文責 美術 木村顕彦

 本書は、ちくま文庫の一冊である。
 著者は、2014年に亡くなった美術家・作家の赤瀬川原平(1937-2014)。
 赤瀬川は、それまで誰も見向きもしなかったものや忘れ去られたものに新たな価値を見出す天才だ。
 「見向きもしなかったもの」でいえば路上にある奇妙なものを写真に撮影した、トマソンという一連の活動(?)がそう。
 そして、「忘れ去られたもの」でいえば、本書のテーマである宮武外骨という人物がそれに当たるだろう。
 宮武外骨。ジャーナリスト。
 外骨は慶応3年に生まれ、明治・大正時代の世評を風刺する活動をし続けた。代表的な仕事は、彼が発行した『滑稽新聞』だ。
 ちなみに本書によれば「その生涯で200点近くの新聞、雑誌、単行本を発行しながら発売禁止、発行禁止が14回、罰金刑が15回、そして入獄が4回という、出版物における反権力の猛者、ファイター」とある。この部分を読むだけでも、外骨が真の反骨精神を持ったジャーナリストだということがうかがえよう。
 さて、本書では、外骨に魅せられた赤瀬川が、美学校の考現学教室においてスライドを用いて宮武外骨の仕事を紹介した内容を文章化(スライドが元なので、図版多数。それにしても、「美学校」や「考現学」の説明までここでしていたらキリがないので、そこは省略)したものや、外骨・赤瀬川の架空対談などが収録されている。本書タイトルにある「学術小説」ということについては特に気にすることもなく、楽しく読める一冊だ。
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