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○1764『OPEN STUDIO 岩井俊雄展-そのメディア・アートの軌跡』○

『OPEN STUDIO 岩井俊雄展
-そのメディア・アートの軌跡』
著者名:岩井俊雄 出版社:NTT出版 文責 美術 木村顕彦

 岩井俊雄(1962-)。メディア・アーティスト。近年では、階段をモチーフにした絵本が話題のアーティスト。
 本書は、1997年に開催された岩井俊雄展図録の書籍版である。
 ページをめくり、まず目を引くのは「小学校4年生、工作ブック」(1973)という作品(?)だ。
 有名なエピソードだが、岩井少年は小学校時代のある日、親から「もうおもちゃは買ってあげません。そのかわり、自分でつくりなさい。それをつくるのに必要な道具は買ってあげます」という宣言を受ける。それをきっかけに岩井は、工作のアイデアをノートに記す。アーティスト岩井俊雄の誕生の瞬間だ。「小学校4年生、工作ブック」は、その時に書かれた岩井少年のアイデアノートである。
 さて、「工作ブック」から始まった岩井の創作活動。その多くはパラパラマンガの要素が含まれている。代表作『時間層Ⅱ』(1985)しかり、『FRIPBOOKⅠ~Ⅴ』(1981)しかり。
 いま挙げた『FRIPBOOKⅠ~Ⅴ』という作品は、こすり出し(フロッタージュ)の技法によって書かれたコインを、配置をかえながら何枚も描いたパラパラマンガ作品だ。その作品に用いられた「紙」がまた面白い。その紙はなんと、大学の進路指導室にある会社案内ハガキがとじられた厚手の冊子!以下、『FRIPBOOKⅠ~Ⅴ』解説文からの引用。
 「僕はそれをたくさんもらって帰り、手書きの絵やフロッタージュやスタンプなどのいろいろな技法を使って毎日のようにフリップブックを作った。」
 就職用の会社案内ハガキを見て、パラパラマンガの紙にちょうどいい!と考えるところがすでにアーティスト・岩井俊雄だ。
 掲載作品はどれも体感型のインタラクティブアートなので、書籍では物足りないかもしれない。だが、1997年時点での岩井作品のアウトラインがよくわかる一冊だ。
 
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