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○1790『それでも前に進む』○

 『それでも前に進む』
著者名:伊集院静 出版社:講談社 文責 美術 木村顕彦

 本書は、小説家・伊集院静(1950-)が、JRの広報誌「トランヴェール」において2009年4月から2011年3月に連載をしたエッセイ『車窓に揺れる記憶』を改題して一冊にまとめたものだ。また、単行本用に書き下ろされた「第二部 それでも前に進む」では、東日本大震災後についての想いが多く綴られている。
 さて、2011年3月まで連載されたものが、本書のかたちで単行本化されたのが2014年12月のこと。いささか時間がかかったようにも思えるが、その理由については特に本書では記してはいない。
 通読して驚いたのは、「私は、60歳を迎えたとき、仕事を三倍に増やした。60を迎える前からそう宣言し、実践した。」という記述。
 そう言われてみるとここ数年、伊集院静の新刊小説、エッセイがやけに多いなと感じていたが。それは多いわけだ。
 読んでいて嬉しいのは、私が住む青森県についての記述が多いこと。
 「クマの昼寝」では白神山地、西目屋村、「夏のよろこび」では青森ねぶた祭り、「帰省」には八戸市出身の作家・三浦哲郎について、「ストーブ列車」ではそのもの、五所川原市を走る津軽鉄道のストーブ列車について、など。
 ただ。「ストーブ列車」の文章を読むと、どうやら伊集院は実際にストーブ列車には乗っていない。以下引用。
 「-ストーブ列車に乗りたい。(略)それだけ果たせればどんなに愉しいかと創造する。それも観光ではなく土地の人々が暮らしの必要から利用しているストーブ列車である。」
 ・・・そう。私もそう思う。
 だが。「観光ではなく土地の人々が暮らしの必要から利用しているストーブ列車」と言いたい気持ちは痛いほどわかるのだが、実はこのストーブ列車は2両編成で、ストーブのある方の車両(2両のうちの1両)に乗るためには乗車料金のほかに別途400円を支払わなくてはならないのだ(2015年1月現在)。
 なんともはや・・・。しかし青森県は、伊集院静先生のお越しを心からお待ちしております!
 (・・・そういえば、2011年3月。「トランヴェール」での連載完結を記念した講演会が、青森市にて開催される予定だった。チケットを購入して楽しみに待っていたが、東日本大震災の影響で中止。連載内容が単行本になった今こそ講演会を開催するタイミングではと勝手に思っている。)
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