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東奥義塾高等学校 公式ブログ

○1793『いま生きているという冒険』○

『いま生きているという冒険』
著者名:石川直樹 出版社:理論社 文責 美術 木村顕彦

 本書は、理論社の「よりみちパンセ」というシリーズの一冊である。中学生以上を対象年齢としたこのシリーズは、様々なテーマがわかりやすい言葉で書かれている。
 さて、本書著者は、写真家の石川直樹(1977-)。世界各国を巡り、その冒険を記録した写真作品で知られる。
 本書では、石川が旅を始めたきっかけや、どんなところに行ってきたか、どんなことを感じたかが綴られている。
 漠然とだが、本書を読む前までは石川の冒険の中心は、登山だと思っていた。もちろん、「2001年にはチョモランマに登頂し、世界七大陸最高記録登頂の最年少記録を塗りかえた」と本書略歴にはあるから、登山が中心には違いない。だがそのほか、気球、カヌー、自転車によって、インドやらアラスカやら、海やら、これでもかと冒険をしている内容が、本書でカラー写真とともに紹介されているのである!
 「日本で束縛されるように思っていた自分を自由に感じ、自由だと思っていた海外の旅先では異邦人であるが故に不自由さを感じます。」
 「貧しい人々がいない限り世界が成り立たないとすれば、先進国と呼ばれる国々の住人たち(ぼくたちのことです)が声高に語る環境問題や平和で平等な世界とはいったいなんなのでしょう。」
 ・・・世界を、その目で見てきた者にしか言えない言葉が並ぶ。
 また、通読して気付くのは、野田知佑氏からはカヌーを、マウ・ピアイルグ氏からは伝統航海術を、そして神田道夫氏からは気球を、という風に、様々な師匠に習いながら着実に冒険技術を身に付けていく、石川の行動力だ。
 こうしてはいられない!と思う一冊(できる限り若いうちから読んでおきたい)。
 最後に余談。実は、本書を読む前に、2014年12月、青森市において石川直樹のトークイベントがあったので足を運んだ。
 トークは素晴らしい内容で、石川は想像以上に肩の力が抜けた青年、という印象を持った。世界を冒険してきた人間は、こんなにまで日常生活では力が抜けているのか(生物としてのスイッチのオンとオフを分けているという感じ)という驚きがあった。
 そのトークイベントの会場に私は徒歩で向かったのだが、大雪がひどく移動は大変だった。
 確かに大変だった。だがそのイベント参加後に本書を読み、石川直樹の冒険の過酷さを知ってしまうと、あの程度の大雪に弱音を吐いていた自分が、何とも情けなく思えてしまうのであった・・・。
 
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