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○1797『日本の写真家27 芳賀日出男』○

 『日本の写真家27 芳賀日出男』
著者名:芳賀日出男 出版社:岩波書店 文責 美術 木村顕彦

 本書は、岩波書店刊の「日本の写真家」シリーズの一冊だ。
 黒い表紙、横長判のこのシリーズは、全40巻によって日本の代表的な写真家が網羅されている。
 さて、そのシリーズのうち、今回取り上げるのは芳賀日出男(1921-)。民俗学的な立ち位置から、農業、祭り、暮らし、民間信仰、など、様々なテーマを被写体として撮影を続ける。
 海外における撮影も多いが、本書に収録されているのはいずれも日本。モノクロ写真。
 少し前に、芳賀の『日本の民俗【下】』を、この場で紹介したが、それと重複した写真も本書には収録されている。しかしながら、1ページにつき1作品を掲載している本書のほうが、『日本の民俗』よりは写真集としてシックな構成といえる。
 印象に残ったのは、「子守り」と題された1956年撮影の写真。
 そこには、弟や妹をおんぶする、4人の女の子が写っている(ほかに、おんぶをしていない女の子が2人)。
 いぶかしげに撮影者(芳賀)を見つめ返す女の子たち。非常に大人びた表情をしている。
 見開きの右ページに、その「子守り」の写真があり、その隣、左ページに掲載されているのは「電車を見にきた子」と題された1941年撮影の写真。
 「電車を見にきた子」は、駅の構外から、垣根を登って電車を見つめる8人の少年たちの後ろ姿を撮影した写真だ。
 こちらは全員男の子。
 後ろ姿しか見えないので、少年たちの表情は伺い知れないが、その姿勢から感じるのは子どもっぽさだ。
 「子守り」する、大人びた少女たちと、電車を目で追う子どもらしい少年たち。その対比が面白い。
 めた、本書巻末には収録写真図版の撮影場所が全て記されている。それを用いて、どの地域でどんな農業や冠婚葬祭行事がされていたかを理解することも可能だ。 
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