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○1799『アナグラム人名図鑑』

 『アナグラム人名図鑑』
著者名:宇野亜喜良 (絵)石津ちひろ(文)
出版社:ワイズ出版 文責 美術 木村顕彦

 本書は、雑誌『ユリイカ』(青土社)誌上において1996年から2003年に連載された「アナグラム図鑑」を2014年に単行本として刊行されたものである。単行本化に際して、書き下ろし部分もある。
 さて、では「アナグラム」とはなにか。本書に「はじめに」には次のようにある。
 「アナグラムというのは、文字の順番を並べ替えることによって、ある言葉を別の言葉へと変容させる遊びのこと」。
 そんなアナグラムを、著名人の名前でなされ、人名図鑑に。それが本書だ。
 そしてアナグラム人名の横には、イラストレーター・宇野亜喜良による、著名人の似顔絵が添えられている。
 また、前述の「はじめに」には、次のような言葉もある。
 「(略)人名アナグラムが誕生するにつけ、この遊びには人や物事の本質を曝け出す要素がひそんでいるのではないか、と思えてくる」。
 そういえば、小林正観の著作にもそんな内容の事が書かれていたような。
 例えば、私は「きむらあきひこ」なので、それから成立するアナグラムは、というと。
 出来たのは「粉引諦む(こひきあきらむ)」。ちなみに「粉引」とは陶芸技法の一つで、白い化粧土が施された黒土胎土作品のこと。でもそれを「諦」めてはいけないではないか・・・。
 実際、本書を通読しても、なんだかなーと感じるアナグラムが多い。宇野亜喜良による端正な似顔絵イラストが華を添えて何とか体裁が整っている。例えば「溝口健二」を「地口ぞ未見(じぐちぞみけん)」とかって。ダダイズム、シュルレアリスムのように、言葉の響きの出会いを楽しむ感覚で見れば楽しいか。 
 そうは言っても、やはりその人の生き方を直接的に指し、おっと思うアナグラムもある。
 「遠き耳(とおきみみ)」・・・三木富雄。耳のかたちをオブジェ作品としてつくり続けた美術家。
 「ただ語るわ(ただかたるわ)」・・・高田渡。社会を風刺したフォークソングを多く残した歌手。
 がそれだ。
 アナグラムの不思議。絵と言葉からなる、奇妙な人名図鑑である。 
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