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○1809『日本の写真家34 深瀬昌久』○

 『日本の写真家34 深瀬昌久』
著者名:深瀬昌久 出版社:岩波書店 文責 美術 木村顕彦

 深瀬昌久(1934-2012)。写真家。
 本書は、彼の代表的な写真を収録した作品集である。
 自らの姿と、自らの家族を生涯撮り続けた深瀬昌久。
 本書巻末には、大竹昭子による解説が掲載されている。以下、「」部分はそこからの引用。
 「父の没後、たがが外れたように家族の関係が変化する。家業を継いだ弟夫婦が離婚し、妹夫婦は札幌に移転し、母は特別養護老人ホームに入り、三代つづいた深瀬写真館は人手に渡った。」
 その過程さえ、彼は写真に収めた。
 「1992年6月20日、新宿ゴールデン街の行きつけの店の階段から転落し、脳挫傷のために重度の障害を負って、写真活動を途絶せざるをえなくなった」
 結局彼は、2012年に亡くなるまで、写真を撮る事は叶うことのない晩年を過ごす。ちなみに本書は1998年刊行。
 あまりにも解説を読みすぎてしまうと、先入観にとらわれてしまうかもしれない。しかし、だ。深瀬の写真を覆う、言い知れない寂しさを、多くの読者(鑑賞者)は感じ取るはずだ。
 燃やされた軍手。飛び立つカラス。・・・セルフポートレートではない写真も本書には収録されている。
 深瀬が、生きていた歳月の中で背負い続けたもの。それは、特殊なものか?自らが破滅を招いたのか?・・・私には、そうは言い切れない。誰しも、ある部分では深瀬と共鳴する箇所があるはずだ(高校生だと、まだか)。過激な表現ではないながらも、見る者に問いを突きつけてくる深瀬の写真群。一見の価値あり。
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