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○1835『フォークソング されどわれらが日々』○

『フォークソング されどわれらが日々』
著者名:週刊文春(編) 出版社:文藝春秋 文責 美術 木村顕彦

 南こうせつ、りりィ、高石ともや・・・。本書表紙には、フォークシンガーの名前が並ぶ。
 本書は、13組のフォークシンガーならびにグループに対するインタビューをまとめたものだ。
 2008年刊行の書籍だが、元になっているのは雑誌『週刊文春2007年8月16・23日号グラビア「青春!70年代フォーク歌手大全」』だと、本書巻末に記述がある。
 フォークソングというジャンルを括るのは難しい。どこからどこまでがフォークか。今も現役で活躍する歌手たちに向けて、「60年代フォーク」とか「70年代フォーク」として語ることは失礼には当たらないのか?などなど、気になり始めるときりがない。
 ともあれ、私は本書に出会った。
 NSP、三上寛、友川かずき、小室等らの名前がラインナップに並んでいるのを見て、本書を手に取る。
 特に、NSPというグループの名前は、ふとした事で最近知り、気になっていたところだった。まだ曲は聴いていないのだが。
 通読して印象に残ったのは、山崎ハコ(1957-)の章だ。
 山崎は、事務所の社長の言いなりの生活を20数年間続け、大変な思いをした過去があった。その点についての記述、以下引用。
 「(略)本当に貧乏な22年間でした。だって、そうしないと、歌が死ぬ、駄目になると社長から言い聞かされてきたから。」
 創作にはハングリーさが必要だが、山崎の場合は事務所社長にピンハネ、搾取をされていただけなのだから気の毒というほかない。
 さて、私は本書を読み解く手助けとして『フォーク&ロック伝説ベスト20』という一枚のCDを聴いた。
 団塊世代ではなく、そのジュニア世代である私である。
 フォークソングは好きだ。だが、フォークソングの持つメッセージ性によってでも社会の変革が起きなかったことも知っている。・・・起きなかったと、言い切ってもいいだろう。
 ある意味で私は、団塊ジュニア世代として、2015年のいま現在本書に出会い、フォークソングCDを聴いて幸せだと思う。
 熱気のあった時代を経て、たとえば40年経ったとして、何が残るのか、何が忘れられずに存在するのかをつぶさに確かめることができるから。
 それは、今を生きるヒントになる。
 蛇足ながら厳しい言い方をすれば、青春の思い出だったねー、などというものは私からすれば、残っている部類には入れない。
 本書を通じて、そんな事をつらつらと考えた。団塊世代も、そうでない人にも楽しめる一冊である。・・・ラインナップに挙がっているフォークシンガーの代表曲を聴いた上で読むと、なおよし。 
 
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