ToO Gijuku Topics(東奥義塾)
東奥義塾高等学校 公式ブログ

○1879『日本まんが 第弐巻 男が燃えた!泣いた!笑った!』○

 『日本まんが 第弐巻 男が燃えた!泣いた!笑った!』
著者名:荒俣宏(編著) 出版社:東海大学出版部 文責 美術 木村顕彦

 テレビでもお馴染みの博物学者・荒俣宏(1947-)が、日本を代表する漫画家や漫画史研究家にインタビューをしたシリーズ『日本まんが』全3巻。本書はその第2巻「男が燃えた!泣いた!笑った!」である。
 本巻にインタビューが収録されている漫画家は、さいとう・たかを、松本零士、平田弘史、バロン吉元、みなもと太郎の5名。巻の副題にある「男」の世界を描き続けている諸氏である。
 この5名の中で、私が特にファンを自認しているのはバロン吉元だ。
 4代にわたる柔道家を主人公にした『柔侠伝』シリーズが代表作であるバロン吉元。私はこれまで彼の多くの作品を読んできた。
 しかしながら本書収録のインタビューを読んでいると、ことのほか初めて知ることが多いことに驚く。
 中でも面白く読んだのは、彼が「30歳になる前ぐらいまで抜けられなかった」ギャンブルをやめたきっかけについての記述だ。
 なんと、ギャンブルから抜けられなかったそんな時期、彼の住む家一軒だけが竜巻に遭ったというのだ。それは、屋根が「200メートルぐらい先まで」「吹っ飛ばされ」たほどの被害であったという。
 彼は言う。「(略)あとはあっちこっちを泊まり歩き、借金しながら、祐天寺というところに落ち着いたんだけど、それがばくちをやめたきっかけになりましたね。賭場と離れてしまったから賭場へ行かなくなった。ただし、公営ギャンブルはまだ続いていたけどね。」
 ・・・公営ギャンブルはまだ続いていたけどね、って。一般の感覚からすると、公営ギャンブルをやめることが「ギャンブルをやめた」ことを示す気がするが。
 その他、興味深く読んだのは、松本零士のインタビューの中に登場する、漫画家の田川紀久雄と福島鉄次についての記述である。
 本書によると、田川、福島両氏とも、才能に恵まれながらも若くして筆を折っている。特に福島は、秋田書店の雑誌に代表作を連載していたが、筆を折ったあとに、なんとその秋田書店に勤めるようになったという。
 本書には、松本零士による次の言葉が綴られているので、以下引用。
 「福島さんはのちに、秋田書店に勤めるようになりましてね。ご本人にその話をしたら、『福島鉄次はもう死んだと思ってくれ』と言われましてね。」
 ・・・戦後の劇画、マンガに興味がある方は、必読の一冊だ。
最新記事
学校所在地
036-8124               青森県弘前市石川長者森61-1  東奥義塾高等学校 TEL:0172-92-4111 FAX:0172-92-4116

東奥義塾

Author:東奥義塾

AKB48の渡辺麻友の3rdシングル特典DVDに本校制服が!!

この公式ブログが「あおもりICTコンテスト2010(学校Webサイト部門)」で「最優秀賞」!!

東奥義塾個人情報保護方針→こちら

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

04月 | 2017年05月 | 06月
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -