ToO Gijuku Topics(東奥義塾)
東奥義塾高等学校 公式ブログ

○1892『アダンの画帖 田中一村伝』○

 『アダンの画帖 田中一村伝』
著者名:南日本新聞社(編) 出版社:小学館
文責 美術 木村顕彦

 『日曜美術館』(Eテレ)というテレビ番組がある。1976年に放送が開始され、今(2015年現在)も続く人気美術番組だ。
 これまで、数多くの芸術家を紹介してきた『日曜美術館』。
 その番組において紹介されたことにより、世間にその名が広まった画家が、何人かいる。
 近年では、犬塚勉、菊池怜司、石田徹也といった面々がそれに当たる。・・・3名とも、夭折の画家だ。
 さて、田中一村(1908-1977)もまた、『日曜美術館』で紹介されたことにより、評価が高まった画家の一人である。
 といっても、田中は69歳まで生きたわけで、特に夭折というわけではない。
 彼が注目されたのは、作品の素晴らしさもさることながら、その生き様にある。
 画壇に背を向け、50歳を過ぎてから奄美大島に住み、紬職人として働きながら絵を描いた、そんな生き様だ。
 彼は、「日本のゴーギャン」と呼ばれた。・・・そう言えば、青森県出身の常田健も同じように言われていたような気がするが、どうだっただろう。日本にはゴーギャンが多いのか。
 ともあれ、田中一村という画家がいたわけだ。
 そして、本書。本書は田中一村の評伝である。
 田中一村といえば奄美大島、ではあるが、本書では、その地の前に長く拠点としていた千葉県での生活の様子も丁寧に描かれている。通読していただけるとおわかりであろうが、田中は、決して不遇というわけではない。千葉時代には、自身の作品に対する支持者がいたことは、本書に書かれている。けれでも、それに満足せず、自身の芸術を貫き通したというのが真実のようだ。ある意味では、読む人によっては、嫌悪感を抱くかもしれない。一方で、本書を読んで田中一村に対して、より一層憧れる方もいるかもしれない。興味のおありの方はぜひご一読を。
学校所在地
036-8124               青森県弘前市石川長者森61-1  東奥義塾高等学校 TEL:0172-92-4111 FAX:0172-92-4116

東奥義塾

Author:東奥義塾

AKB48の渡辺麻友の3rdシングル特典DVDに本校制服が!!

この公式ブログが「あおもりICTコンテスト2010(学校Webサイト部門)」で「最優秀賞」!!

東奥義塾個人情報保護方針→こちら

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

03月 | 2017年04月 | 05月
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -