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○1895『もう10年もすれば・・・ 消えゆく戦争の記憶-漫画家たちの証言』○

 『もう10年もすれば・・・
消えゆく戦争の記憶-漫画家たちの証言』
著者名:中国引揚げ漫画家の会(ちばてつや他)
出版社:今人舎 文責 美術 木村顕彦

 日本を代表する漫画家たちには、満州引き揚げの体験を持つ者が多い。
 引き揚げ体験を持つ赤塚不二夫、ちばてつや、上田トシコら10名の漫画家(漫画評論家・石子順を含む)は、「中国引揚げ漫画家の会」を結成し、戦争の記憶を今に伝える書籍を何冊か出版してきた。
 本書はそれらのうちの一冊。 漫画家たちによるイラストと文章で、引揚げの記憶が綴られている。
 イラストの中にはユーモラスなものも含まれているが、語られている内容の多くはシリアスだ。
 『釣りバカ日誌』で知られる漫画家・北見けんいちの証言が、私には最も心に残った。以下、引用。
 「北見けんいちの父は背が低くて、兵隊検査にも落ちて兵役なしできたのが、敗戦直前の8月10日に召集されて兵隊にとられた。ソ連軍が参戦してからたった5日間の兵隊だったが、そのままソ連に連れていかれた。その父が東京へ復員してきたのは昭和25(1950)年で、けんいちは小学4年生になっていた。この5年間、母がけんいちとその弟を育ててきた。(以下・略)」
 普通、生きていると、理不尽だとか、イヤだと感じることがあるだろう。
 だがきっと、ここで書かれている北見けんいちの父親が受けた仕打ちを思えば、くよくよしていられない気持ちになるはずだ。
 たった5日間しか兵隊に行っていないのに、その後、5年間も抑留されるとは!・・・もしも5日前に戦争が終わっていれば・・・。 誰もがそう思うはずだ。
 2002年に出版された『中国からの引揚げ 少年たちの記憶』(ミナトレナトス・刊、216ページ、定価8000円)の復刻版(というか再編集版)である本書。31ページ、定価1800円+税、と、きわめてコンパクトにまとまっている一冊だ。
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