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○1908『余命 これからの時間をいかに豊かに生きるか』○

『余命 これからの時間をいかに豊かに生きるか』
著者名:五木寛之 出版社:祥伝社 文責 美術 木村顕彦

 『余命』というタイトルではあるが、著者の五木寛之(1932-)は今のところ元気そうだ。
 とはいえ「(略)指折り数えてみますと、五つははっきりした 病気、あと加齢現象と思われる不調が三つ四つ見つかりました。」という本書の記述にあるように、超人的な作家でもやはり80歳を過ぎるとなにかしらあるようだ。
 本書は、そんな五木によるエッセイ集だ。生きること、健康、そして、死についてなど、読んでいると様々なことが思い起こされる。印象的だった箇所を、以下引用。
 「世界中の先端機器の六割か七割は日本が買っている、という話もあります。それをどんどん減価償却していくためには、たくさんの人たちに検査を受けさせなければいけない。そこで、厚労省でも早期発見・早期治療ということを勧めているという説もある。」
 「(略)プラス思考で生きている限り人生はうまくいくという考え方が、この世の中にはあるわけです。そうなると、自分の未来をマイナス思考で考えることはよくないという考え方が出てきます。そういう考えを日本人は強く持っていますから、ややもすると現実を直視しないということになってしまう。」
 今挙げた二つの記述は、現代の日本人が心に留めておくべきことであろう。
 また、「信心」ということについて、印象に残った箇所もあった。以下引用。
 「俗な言い方をすれば、『イワシの頭も信心から』ということになりますが、イワシの頭だって、これが尊いものなんだと自分で信じ切ったその瞬間に、その人にとってはダイヤモンドのように輝くこともあるのです。」
 ここで登場する「イワシの頭も信心から」という言葉は、どうも否定的に使われることが多いように思うが、五木はそれを肯定的に捉えていることがわかるはずだ。実は、私も同感だ。何かを信じる事でものの見方が変わるのは素晴らしいことではないか。
 ・・・読者の年齢によって、本書に関する捉え方は大きく変わるだろう。実際、この書評の場は、高校のホームページブログである。高校生が読むには、本書はいささか辛気臭いかもしれないが、それでも、何かしら感じ入る箇所はあるはずだ。
 
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