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○1912『トイレのピエタ』○

 『トイレのピエタ』
著者名:松木大司 出版社:文藝春秋 文責 美術 木村顕彦

 本書『トイレのピエタ』というタイトルを目にして、ピンとくる方はおられるだろうか?
 それは、手塚治虫ファンの私にとって、特別なタイトルとして目に飛び込んできた。
 といっても、手塚が生涯で残したマンガ作品に『トイレのピエタ』というのは存在しない。
 ただ、手塚は『トイレのピエタ』という作品の構想を、メモ書きとして数枚分の文章を残しただけだ。
 ・・・そのメモ書きを最後に、手塚は数日後、息を引き取った。いわゆる、手塚の生前最期のアイデア作品である。
 そんな経緯をもった、『トイレのピエタ』。
 そしてそれを証明するかのように、本書帯には「原案 手塚治虫」とある。
 前述のように、手塚のアイデアそのものは、メモ書き数枚分だ。だが、それを原案とした本書は、小説形式で200ページ以上もある。
 著者は、松永大司(1974-)。俳優の経験もあり、映画監督も務める人物だ。
 ちなみに本作『トイレのピエタ』は、2015年6月公開の映画版があり、本書は監督自身が手掛けた原作小説ということになる。
 「画家への夢を諦めてフリーター生活を送っていた宏」が、「余命三ヶ月の宣告を受け」、そんな時に目の前に現れた「女子高生の真衣」との物語。本書帯に書かれた本作要約を、さらにかいつまんで言うと、そのようになる。
 なんでもかんでも余命三ヶ月にしてラブストーリーをくっつければ映画や小説になるのかーという反応が、予測される。
 しかし、通読して私は思う。
 手塚によるアイデアを膨らませ、このような形で一冊の小説に(または一編の映画に)したことはやはり偉大だ。
 手塚による『トイレのピエタ』を知っている人もそうでない人も、十分楽しめる一冊だ。 
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