ToO Gijuku Topics(東奥義塾)
東奥義塾高等学校 公式ブログ

○1921『少年時代』○

 『少年時代』
著者名:安野光雅 出版社:山川出版社 文責 美術 木村顕彦

 ここ数年、山川出版社から安野光雅(1926-)のエッセイ集が立て続けに刊行されているように感じる。
 『わが友の旅立ちの日に』、『原風景のなかへ』、そして2015年刊行の本書『少年時代』だ。
 多くの絵本を手掛ける画家・イラストレーターである安野。当然ながら本書にもカラーの挿絵が数点収録。
 タイトルからもわかるとおり、本書に綴られたエッセイのテーマは「少年時代」。安野少年の思い出である。
 「『少年倶楽部』の復刻」と題された節では、青森県弘前市出身の編集者・加藤謙一についての記述があり、おっと思う。その文中には、気になる次のような一節もある。以下引用。
 「のらくろの本の復刻のときなど表紙が破れていたので私が代筆したものがたくさんある。このとき田河水泡さんがお礼といって色紙をくださった。」
 ・・・漫画『のらくろ』の復刻ブームは昭和40年代のことだろう。安野がその表紙の代筆をしていたとは驚きだが、この記述だけだと、どの程度描いたかが謎だ。何より、『のらくろ』の本家本元の作者である田河水泡が「お礼」に「色紙を」安野にプレゼントするくらいならば、田河自身が復刻の表紙を描き直せばいいのにと、勝手ながら思ってしまった。
 また、「文明の利器」と題された節では、「自動車」について書かれた文章も含まれており、考えさせられる一文があったので、これまた以下引用して本書紹介を終えたい。。
 「(略)車に乗るひとが多くなって、駐車場がなくては商売にならなくなった。こんな車の時代がこようとはだれもおもわなかった、かりにきたとしても、それでお買い物に行くようなときがこようとはおもわなかった。シャッター街はただの老化現象だけではない。車の時代がくることを予測できなかったからである。」
最新記事
学校所在地
036-8124               青森県弘前市石川長者森61-1  東奥義塾高等学校 TEL:0172-92-4111 FAX:0172-92-4116

東奥義塾

Author:東奥義塾

AKB48の渡辺麻友の3rdシングル特典DVDに本校制服が!!

この公式ブログが「あおもりICTコンテスト2010(学校Webサイト部門)」で「最優秀賞」!!

東奥義塾個人情報保護方針→こちら

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

05月 | 2017年06月 | 07月
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -