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○1922『奇跡の学校 おといねっぷの森から』○

『奇跡の学校 おといねっぷの森から』
著者名:石塚耕一 出版社:光村図書 文責 美術 木村顕彦

 私が住む青森県からみて、北海道音威子府村は遠い。
 札幌を越え、旭川。その先に音威子府村はある。
 旭川までは行ったことがあるが、私はまだ音威子府村には行ったことがない。
 その地、音威子府には「北海道おといねっぷ美術工芸高等学校」がある。
 さて、そこで本書だ。
 本書は、著者である石塚耕一(1955-)が綴った、おといねっぷ美術工芸高校の記録だ。
 石塚は2006年度からの三年間、その高校の校長を務めた人物。そして本書には石塚ほか多くの美術教師や生徒が登場する。
 ここに綴られている美術教育は、熱い。印象的な箇所を以下引用。
 「(略)そんな大幸くんを救ったのが一人の美術教師だった。(改行)「お前、きれいな目をしてるな。気に入った。おれと一緒に絵を描かないか」と美術部に誘った。」
 ・・・もし私が同じセリフで生徒を美術部に誘ったら、失笑ものだろう。だが、そんなセリフが自然に出るような環境が、おといねっぷ美術工芸高校にはあるというのか。
 通読して、私の心に「磁場」という言葉が不意に浮かんだ。
 音威子府村、美術工芸という強烈な磁力に引っ張られて、全国各地から生徒が集まる高校。
 実は、その磁力を生んだと思われる、一人の彫刻家がいた。彼の存在を、忘れてはならない。
 砂澤ビッキ(1931-1989)。彼は晩年、音威子府村にアトリエを構えた。
 そして音威子府村にはビッキの記念館がある。本書によると、美術工芸高校の生徒がそこでボランティアとして手伝っている例もあるようだ。
 土地と人は、切っても切り離せない。
 故人であるビッキが、美術教師とは違った角度で無言の教育をしていることも本書は伝えてくれる。
 
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