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○1959『つみきのいえ』○

 『つみきのいえ』
著者名:加藤 久仁生(絵)平田研也(文) 出版社:白泉社
文責 美術 木村顕彦

 『つみきのいえ』は、2009年に第81回米国アカデミー賞・短編アニメーション賞作品。日本が世界に誇る短編アニメーションと言えるだろう。
 さて、本書はそのアニメーションの絵本版。本書巻末によるとアニメーション版を「絵本用にリメイク・描きおろしたもの」とある。
 名作『つみきのいえ』のストーリー内容や、加藤の絵の世界を知るには最適の一冊だ。
 主人公のおじいさんが住む町。「このまちでは うみのみずが だんだんうえにあがってきてしまう」。
 水位が上がってくると、これまで住んでいた家の上に、新しい家を積み重ねて新築する。それが、この町のやり方だ。・・・それゆえ、「つみきのいえ」。
 新しい家をつくろうと、大工仕事を始めるおじいさん。だが作業中、大切な大工道具一式を水の中に落としてしまう。
 水の底に沈んでいく大工道具。
 おじいさんは思い立ち、潜水服を着て、水の中に潜る。大工道具を取りに行くためだ。
 大工道具は「3つした」の家にあったのだが、昔住んでいた家を見た事で、おじいさんはさらに下の家(過去)を見に行こうと決意。・・・簡単に説明すると、そんな物語である。
 通読して感じたのは、加藤の絵の、美しい透明感。そして、この物語における「いえ」とか「みず」というものの寓意性だ。
 時間の経過は、家の積み上げに象徴される。
 反対に、その経過を知るには(過去を見るには)、水の中を潜らなければならない。そして、潜ってみて、忘れていた過去を思い出すことがあったりする。
 それはあたかも、地層だ。誰にでも、過去がある。そんなことを改めて教えてくれる一冊である。
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