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○1965『桃紅百年』○

『桃紅百年』
著者名:篠田桃紅 出版社:世界文化社 文責 美術 木村顕彦

 巻頭、次のような言葉から本書は始まる。
 「本書は、1979年から2012年までの三十四年間に、篠田桃紅が寄稿した文章ならぶに著作に収録された文章から選び、構成。(以下略)」
 篠田桃紅(1913-)。墨を用いた抽象表現で知られる美術家だ。本書刊行時(2013年)で100歳。2015年現在で、なんと数えの103歳。著作『103歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い』(幻冬舎・刊)が大きな話題となっているが、本書も見逃せない一冊だ。
 本書は、年代別に章分けされ、各センテンスも短いので、どこからでも読み始める事ができる。
 年齢によって心境の変化はあるのかと気にしながら、本書を読んでいくが、篠田桃紅に限ってはそれはないようだ。一貫して、しゃんとしている。カバーそでにある「気づいたら生れて100年」という言葉に、偽りなし。
 通読して私の記憶に残ったのは「詫び状」と題された一節。「80-89歳/1993-2002年」の頃に書かれた文章だ。そこには次のようにある。
 「手紙というものには、何故か人の心の奥の奥の、(改行)つまりしんじつがあらわれてしまうものらしい。(改行)それと書かなくても、行間にしんじつがのぞく。」
 この記述は、平安期の三蹟の一人、藤原佐理による詫び状について触れた流れで綴られたものだ。佐理の筆によるその詫び状は、国宝に指定されているらしい。ぜひ実物を鑑賞してみたい気持ちになった。
 部分的に、色鮮やかなピンク色の紙を使用した装丁も魅力的。ぜひ多くの人に読んでいただきたい。 
 
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