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○1969『あした うちに ねこが くるの』○

 『あした うちに ねこが くるの』
著者名:石津ちひろ(文)ささめやゆき(絵)
出版社:講談社 文責 美術 木村顕彦

 絵本には、メッセージ性が強いものと、そうでないものがある。
 本書は「日本絵本賞受賞」「『よい絵本』選定図書」「全国学校図書館協議会選定図書」。背表紙にそう書いてある。
 「賞」を受賞し、「よい絵本」に選定されているくらいなのだから、よほどメッセージ性の強い絵本なのだろう。そう思い、ページをめくる。
 物語は次のように展開する。
 知り合いから猫を譲り受けることとなり、その猫が明日、うちに来ることに。主人公の女の子は猫がくるのを楽しみにする。
 だが、楽しみにする気持ちが行き過ぎ、女の子はいろいろと考え始める。
 明日くる猫が「かいじゅうみたいにらんぼうだったらどうしよう」、「まねきねこみたいにうごかなかったらどうしよう」、果ては「もしもわたしよりピアノがうまいねこだったらどうしよう」と、あらぬ方向に妄想は展開する。
 新しいことを前に、ドキドキする子どもの心情。それが本書のテーマなのだろう。
 ・・・だが、別段猫好きというわけでもなく、しかも子どもの心を完全に失っている私は、極めて冷静に本書を読んでしまった。
 ささめやゆき(1943-)の絵の魅力はわかる。
 だが内容(本文)については、解説か何かを読みながら、もう少し理解を深めねばと思い、ある雑誌に手を伸ばす。
 「ユリイカ 総特集 絵本の世界」(2002年・2月臨時増刊号)。
 そこには、作者の石津ちひろによる「メイキング・オブ・『あしたうちにねこがくるの』」をいう文章が掲載されている。それを読んでみた。
 ・・・それによると、なんと本書執筆のために石津は「2年間にわたってあれこれ想いを巡らし、アイディアをどんどん削ぎ落としていった」とあるではないか。・・・2年間!猫の来る前日、つまり女の子が一日で膨らませた想像の内容を決定するまでに、2年間もかけたというのか。
 ねこ好きで、しかも純粋な心を持った方ならば、私の何倍も深く感動できるはずの一冊だ。
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