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○1987『ジブリアニメから学ぶ 宮崎駿の平和論』○

 『ジブリアニメから学ぶ 宮崎駿の平和論』
著者名:秋元大輔 出版社:小学館 文責 美術 木村顕彦

 本書は小学館新書の一冊である。
 タイトルからもわかる通り、本書は「平和論」という視点でジブリアニメについて論じたものだ。
 本書で主に取り上げられているのは『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『紅の豚』『ハウルの動く城』『風立ちぬ』の5作品。いずれも宮崎駿(1941-)の監督作品だ。
 いま挙げた5作品、それぞれ一作品ずつが一章として、全5章という構成。
 平和論ということもさることながら、本書を読めば、論じられている5作品の内容(あらすじ)がしっかりと理解できることを強調したい。作品について論じているのだから、そんな事は当然と思われるかもしれないが、本書ほどわかりやすく5作品について書かれた著作を、私は読んだことがない。著者・秋元大輔(1980-)の、説明の才能を感じ取る。
 通読して、あらためて思った。
 私は、その5作品、すべての映画は観ていたものの、物語の内容を理解していたのは『天空の城ラピュタ』だけだ、と。
 しかもそのラピュタでさえ、本書で語られる平和論という観点から見れば、あらすじを理解していたに過ぎない。
 例えば『紅の豚』。主人公の豚・ポルコが飛行機を飛んでいて、加藤登紀子が声優をしていたシャンソン歌手が登場して・・・。
 何度か作品を観ているにもかかわらず、私が『紅の豚』について説明ができるのはそんな程度だ(そんな説明は、映画の宣伝映像を観ただけでもわかる)。
 それが、本書を読み、今さらながらよくわかった。ポルコは、飛行機に乗って、「空賊を取り締ま」っていたのである!・・・物語の大前提である、そんなことさえも理解せずに映画を観ていたことに気付き、愕然とする。
 その他、『ハウルの動く城』について論じた第4章では、「アレゴリー分析」を用いて、物語の構造と国際政治をからめながら論じていたり。平和論でありながらも、ジブリ作品の解説書としても最適の一冊だ。
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