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○2029『目撃!文化大革命 映画「夜明けの国」を読み解く』○

『目撃!文化大革命 映画「夜明けの国」を読み解く』
著者名:土屋昌明(編著) 出版社:太田出版 文責 美術 木村顕彦

 本書は、太田出版の「DVDブック」シリーズの一冊だ。
 このシリーズは、歴史に残るドキュメンタリー映画DVDと書籍がセットになっている。
 本書においてDVDは、主役でもあり、付録でもある。そして書籍ではその映画(DVD)についての解説ならびにシナリオ等が文章になってまとめられているというわけだ。
 さて、本書のテーマは、タイトルからもわかるとおり、中国における文化大革命(文革)である。
 文化大革命とは、言わずと知れた、あの毛沢東が1966年に始めた革命である(本書に寄稿している印紅標は、文中、「中国では一般に、文革は1966年からの10年間だとされている」と述べている)。  
 そしてDVDとして収録されている映画『夜明けの国』は、1967年に公開。「当時の国際事情により1週間で上映打ち切りに遭い、その後は自主上映によって観客を増やした」(本書はしがきより引用)という代物だ。
 文革に関する評価は、近年にようやく表立ってきたように私は思う。
 文革。それは、素晴らしい理念から出発した。
 文革の理念の素晴らしさは、DVDの中での次のようなナレーションに集約されている(映画シナリオが書籍版に全編収録されているので、そちらも確認いただきたい)。以下引用。  
 「広い中国の農村、その中で都市は粟粒のようなものだ。都市の人々は農業を助けるために、また、農村を知り、農村を忘れないために農村に行く。とくに指導者や幹部にとって、労働者農民の階級的感情を学ぶことは、官僚主義を克服し、修正主義を防止するために役立つと考えられている。」
 いかがだろうか?最もではないか?・・・この理念だけをきけば、毛沢東主席の考えにコロッと傾きそうだ。だが、そんな文革が、知識層への弾圧ならびに文化財の破壊などを行なった事実を知っていけば、多くの人の心にも変化が生まれるはずだ。
 前述のように、文革を10年間だとすると、本書ならびにDVDで紹介されている中国は、極めて初期の文革を撮影しているに過ぎない。それこそ「夜明け」と思われる部分だ。しかしながら、初期を撮影しているからこそ、貴重だという考え方も出来る。
 本書は、中国という広大な国土と、市民を巻き込んだ、あの文化大革命とは何だったのかを考えるきっかけを与えてくれる。
 
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