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○2035『未来のおとなへ語る わたしが仕事について語るなら』○

 『未来のおとなへ語る わたしが仕事について語るなら』
著者名:ワダエミ 出版社:ポプラ社 文責 美術 木村顕彦

 本書は、ポプラ社刊「未来のおとなへ語る」シリーズの一冊である。
 このシリーズはルビも多く、子どもでも読みやすい。
 さて、本書はワダエミ(1937-)が、自身の人生や仕事について述べたものである。彼女の仕事は衣装デザイナー。映画やオペラの衣装を手掛けるデザイナーだ。
 ワダエミといえばその代表作は、黒澤明監督の映画『乱』における衣装デザイン。戦国時代を舞台としながらも、色鮮やかな色彩が印象的である。
 だが私が個人的に最も印象に残っているワダエミデザインの衣装は、映画『夢』(これも黒澤明監督作品)における、実物の人間を用いたお雛様の衣装である。黒澤による絵コンテを基につくられたものではあるにしても、現実離れしたあの色彩は、一度見たら忘れられない。
 その他、本書では映画『HERO』やオペラ『エディプス王』などの仕事についても触れられ、作品に用いられた衣装の一部(『HERO』と『乱』)はカラー写真ページで紹介されているので、彼女がどんな衣装をデザインしているかについてはそちらでご確認いただきたい。
 文章に関して言うと、通読して強く印象に残った箇所がある。以下引用。
 「日本にはまず皇室があり、伊勢神宮をはじめさまざまな神社や寺院がそれぞれの格式高い儀式を伝承しています。そこで使われる道具類や装束は職人の技術の伝承にどれだけ役立っていることでしょうか。」
 「庶民が日常的に使ったり着たりするものではなく、皇室や王室、宗教の世界で使われる品々はまさに最高峰の技術や素材が使われます。その文化的意味は少なくありません。」
 そう言われてみるとその通りだ。その箇所を読み、「最高峰の技術や素材」は、決して途絶えさせてはいけないものなのだという認識を新たにした。ファッション、映画、デザイン、そして、世界を舞台に仕事をすることに興味のある人にはぜひ読んでいただきたい著作である。
学校所在地
036-8124               青森県弘前市石川長者森61-1  東奥義塾高等学校 TEL:0172-92-4111 FAX:0172-92-4116

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