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○2036『戦後70年史1945-2015』○

『戦後70年史1945-2015』
著者名:色川大吉 出版社:講談社 文責 美術 木村顕彦

 色川大吉(1925-)。歴史家。 
 彼自身の戦後と、歴史としての戦後70年が重なる。本書はそんな著作だ。
 通読してまず印象に残ったのは、大阪万博のあった1970年について書かれた次のような記述。
 「ミーイズム、マイホーム主義という言葉がよく言われていた。当時のNHKの調査によると、家庭婦人の平均テレビ視聴率が4時間30分に達していたという。」
 それを読み、当時の家庭婦人(主婦のことだろうか?)が平均で4時間半もテレビを見ていたことを考えると、この頃からもうすでに現在のスマホ依存と似たような現象が起きているではないかと思ってしまう。
 また、もう一つ思ったのは1995年と2011年当時の日本の内閣についてだ。
 1995年といえば、オウム真理教によるサリン事件と阪神淡路大震災の年。
 2011年といえば、言わずと知れた東日本大震災のあった年。
 本書を読み、1995年には村山富市(社会党)内閣、2011年東日本大震災当時には菅直人(民主党)内閣という風に、偶然にも、大きな大きな出来事が日本で起きた時に、時の総理が非自民党の政党に属した人物だったということに改めて気付き、驚かされる(自民党の強運というか、何というか。戦後の55年体制を思えば、このタイミングは一体なんなのだろうと思ってしまう)。
 そしてその村山富市氏といえば、戦後50年の「村山談話」が特に有名である。
 その村山談話について、色川は「(その内容は評価する)」としながらも「きわめて抽象的な謝罪文で、文部官僚か外務官僚にでも書かせたものか、『過不足』のない優等生的作文である」と手厳しい。
 戦後50年の村山談話に対する評価は高いという思い込みのあった私には、色川によるそんな厳しい評価は意外だった。
 だがそれは村山に対する次のような思いによるものだ。以下引用。
 「(略)呆れたのは首相に担がれた社会党の村山富市の変節である。村山首相は1994年7月の衆議院本会議で、自衛隊の合憲、日米安保体制の堅持確認、日の丸、君が代の指導容認などを公言した。これには私もびくりした。多年の社会党基本政策の全面的な放棄だからである。」
 戦後70年が総括的にまとめられた一冊である。

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