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○2045『原爆の図』○

 『原爆の図』
著者名:丸木位里・丸木俊 出版社:講談社 文責 美術 木村顕彦

 本書は講談社文庫の一冊である。
 著者は丸木位里(1901-1995)、丸木俊(1912-2000)。
 その絵描き夫婦は、合作で、何枚もの絵を仕上げた。
 絵のテーマは「原爆」。
 それらの絵は「原爆の図」と呼ばれ、シリーズは14部にまで及ぶ大作となった。
 本書は、その「原爆の図」シリーズのカラー図版(一部セピア)による前半部分と、丸木俊による回想録(後半部分)によって構成されている。
 文庫本ということで、オリジナル作品の大きさや迫力などは伝わりづらいかもしれないが、「原爆の図」によって丸木夫妻が何を訴えようとしたかは理解できるはずだ。
 さて、本書収録の「『原爆の図』小史」には、「1951年」の項目において次のようにある。
 「五部作(木村註・「原爆の図」五部作のこと)までを合わせて日本国内巡回展が続けられる。国内の展覧会数は350回、入場者数は900万人」。
 そう、かつてこの「原爆の図」は、多くの日本人が目にしていた。
 それが現在ではどうだろう。確かに、海を渡りアメリカでそれらが展示されたことは近年話題にはなったが、現代の若い人たちがこの「原爆の図」はあまり知られていないように私は感じる(それは、私が美術の授業でこの絵について触れた時の、高校生たちの反応を見てのことだ)。
 たとえ図版でも良いから、多くの人がこの「原爆の図」を見てほしいと願う。
 最後に、本書で印象的だった箇所(丸木俊による回想録)を引用する。
 「『原爆の図』を二人で制作しよう、ときめたとき、わたしはぞっとふるえるほどでした。夜を日についで筆をはこばせました。相手の特徴を尊重し、批判を抑えて描きました。位里はひろしまの生まれ、わたしは北海道の生まれです。わたしは位里と結婚しなかったら、『原爆の図』は描かなかったでしょう。『原爆の図』とともに三十年。それは二人の絵かきの三十年であり、男と女の三十年でもあったのです。」
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