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○2054『円空と木喰 微笑みの仏たち』○

『円空と木喰 微笑みの仏たち』
著者名:小島梯次(著・監修) 出版社:東京美術
文責 美術 木村顕彦

 円空(1632-1695)と木喰(1718-1810)。
 セットとして語られることの多い二人だ。だが、生年には一世紀近くの隔たりがある。
 二人は、多くの仏像を遺した。彼らの手による仏像は、円空仏とか、木喰仏とか呼ばれており、日本各地に点在している。
 さて、そこで本書である。
 著者である小島梯次は、円空・木喰の仏像に関する第一人者だ(円空学会理事長、全国木喰研究会評議員という肩書から想像してのことだが)。本書は大きな書籍サイズ、多くのカラー写真図版により、円空仏と木喰仏の主要仏像が網羅されている。
 円空は、ノミ跡を残しながら、勢いのある作風。
 対して木喰は、なめらかな表面の仏像。にっこりと笑った仏様の表情が魅力。
 その作風の差は、自ずと制作数にも表れる。本書によると円空仏の現存数は5400点ほど(作品数は「生涯12万点ともいわれる」が、そのくらいの数が現存しているわけではない)。では木喰仏はというと、本書によると、過去に存在していたと確証のあるものを含めても、700点ほど。そういった制作数の差についても、私は本書を読んで初めて知った。
 円空仏は、私の住む青森県にも多い。
 だが、本書によるとなんと木喰仏もあるという。
 それは、2014年9月に発見された「釈迦如来」像である。
 その像は「木喰の廻国の行路からすれば北海道へ行く前の造像であり、現在確認される最初の像ということになる」らしい。発見されたのは、青森県上北郡六戸町にある海傳寺。本書巻末にある「木喰仏のおもな所在地」を見ても、青森県に現存する木喰仏は、その一点のみ(おそらく、発見当時に報道がなされていたのであろうが、私はそれほど深い関心を持って見ていなかった)。
 その他、円空と木喰、各々の手による絵の存在も、本書で知った。写真図版も掲載されているので、私と同様に知らなかった方は、ぜひご確認いただきたい。
 
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