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○2088『街にあふれた子どもの遊び』○

『街にあふれた子どもの遊び』
著者名:萩野矢慶記 出版社:彩流社 文責 美術 木村顕彦

 萩野矢慶記(1938-)。写真家。
 本書は、彼の写真集である。
 被写体は、子どもたち。写真は全てモノクロだ。
 本書は、二章で構成されている。
 第一章は「街にあふれた子どもの遊び」。本書のタイトルと同じだ。そして、第二章は「街から消えた子どもの遊び」。
 さて、本書「はじめに」には、次のような記述がある。
 「1978年から17年間、ライフワークとして、無心に遊ぶさまざまな姿を、笑顔や動き、仕草、表情などシャッターチャンスで捉えながら、子どもにとっての遊びの重要性を表現してまいりました。(改行)しかし、1984年、突然出現したゲーム機によって、子ども社会に歴史的な異変が起きてしまいました。それまでの遊びが消滅に向かう運命をたどることになったのです。そして1994年に、子どもが戸外で元気よくくり広げていたさまざまな遊びはいっきに消え失せてしまいました。同時に私も一貫した被写体を失いました。」
 そういう意味での「街にあふれた子どもの遊び」、「街から消えた子どもの遊び」の二部構成になっているというわけだ。 
 本書、第二章には無気力な子どもたちの姿も収録されている。それを眺めていると、もう少し昔のように表情豊かに遊べばいいのにと思う。
 だがその反面、第一章収録の、遊んでいる子どもたちの姿を危なっかしく思えてしまう部分もあり、複雑だ。 
 そう言えば、先述の「1984年、突然出現したゲーム機によって」・・・という箇所を読んで、最近、友人から聞いた話を思い出した。
 その友人は、町内の祭(青森県津軽地方にあるねぷた祭)のメンバーとして活動している。
 祭には町内の子どもたちも関わっており、本番の終わりに打ち上げの夕食会があったときの事である。
 夕食のカレーライスを全員で食べた後、子どもメンバーたちはすぐに下を向き、携帯ゲームに興じ始めたという。友人はその光景を見て唖然としたという話だ。
 ・・・携帯ゲーム機が世の中に出てから、もう30年以上も経った。
 地元の祭に参加するような活動的な子どもたちでさえそうなのだから、そうでない子どもたちならば何をかいわんやであろう。
 本書に話題を戻そう。
 現在の子どもたちの味方もしたいところだが、本書収録の写真のように、動かぬ証拠として子どもたちの変化を提示されてしまうと言葉が出ない。オススメの一冊である。
 
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