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○2098『岩木遠足 人と生活をめぐる、26人のストーリー』○

『岩木遠足 人と生活をめぐる、26人のストーリー』
著者名:豊嶋秀樹(編著)「岩木遠足」の本制作委員会(制作)
出版社:青幻舎 文責 美術 木村顕彦

 「『岩木遠足』は、2009年に始まり、2013年までの5年間に4回開催された、青森県弘前市を出発点に行なわれた遠足型のイベントです。5年間で4回というのは、計画したものの実施を中止した年が一度あったからです。」(本書巻末「よく考えてみると、当たりまえかもしれないこと」から引用)
 本書は、その岩木遠足のことを書籍としてまとめたものである。
 青森県弘前市に住む私からすると、地元で開催された岩木遠足というイベントが一冊の本として刊行されるとは驚きだ。しかも出版元は、多くの優れた写真集を出版している青幻舎。 
 とは言え、恥ずかしながら私は岩木遠足には参加した事はなく、本書を読んでその様子を想像するしかない。
 本書の編著者であり、「岩木遠足ディレクター」でもあった豊嶋秀樹(1971-)は、「graf」という(言うなれば)職人大工集団の創立メンバーである。美術家の奈良美智(1959-)の『AtoZ』という展覧会は奈良とgrafとの共同作業により弘前市で開催された。
 その時の縁が、豊嶋と弘前市を繋げたのだろう。岩木遠足は、そうして弘前の地で誕生した。
 いくつかのコースに分かれながらの遠足。多くのゲストによるトーク。そして、旅のおわりには、ミュージシャンたちによる音楽会もあった。
 本書は、それらに携わった人たちへのインタビュー(本書副題にあるように「26人のストーリー」)が収録されている。
 工藤光治(1942-)、木村秋則(1949-)、タテタカコ(1978-)、二階堂和美(1974-)など個性豊かな顔ぶれが並ぶ。
 中でも、目が止まったのは、写真家・石川直樹(1977-)についての紹介文。そこには次のようにある。
 「普段の生活で会う石川さんは(略)少し、焦点の合わない感じの目つきで、ぼーっとしているような印象を受ける。ぶっきらぼうな表情は、話していても、別の場所で別の何かを見ているようだ。」
 以前、あるイベントで私は石川を見かけた事があるのだが、その時に私が抱いた印象と全く同じだった。
 最後に、通読してみて気になった点が一つ。
 それは、(難を言えば)全4回の遠足の行程リストを掲載していただきたかったという事だ。
 時代を経た時に、岩木遠足というイベントの重要な記録資料になっていくであろう一冊。それが本書だ。
 
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