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○2114『あるひ ぼくは かみさまと』○

『あるひ ぼくは かみさまと』
著者名:キティ・クローザー(作)ふしみみさを(訳)
出版社:講談社 文責 美術 木村顕彦

 絵本において、背表紙の文字は重要だ。
 なぜなら、大抵の絵本は薄く、背表紙から得られる情報はタイトルや色など、ごく少ないからだ。
 本書に関して言うと、私は背表紙に書かれたタイトル文字に惹かれて本書を手に取った。
 中をめくると、「題字 荒井良二」とある。
 荒井良二(1956-)は絵本作家だ。絵だけでなく、文字もいい。彼による独特な字体が、私に本書を出会わせた。
 さて、そんな本書。荒井良二が作者ではない。「講談社の翻訳絵本」の一冊であり、作者はキティー・クローザー(1970-)という人物だ。
 作者略歴の「テオドールとエリアスというふたりの息子の母でもある」という記載から、女性であることがわかる。
 魅力的な絵が目を引く。
 まず最初に蛍光色オレンジの色鉛筆で描いてから、徐々に進めていくという描き方であることが想像できる。色鉛筆と鉛筆、そしてほんの少しの水彩絵の具によって描かれたその絵は、ドローイング的な要素が強く、眺めていて飽きない。
 物語は、テオという名の主人公「ぼく」が、「かみさま」に出会うというもの。
 「かみさま」は、色々なものに変身できたり、空を飛ぶことが出来る一方、オムレツを知らなかったり泳げなかったり、なかなか面白いキャラクターだ。
 本文中、そんな「かみさま」が「ぼく」に語りかけるシーンがある。
 「テオには『かみ』という いみが あるんだよ。」
 それを読み、先ほど引用した、作者の息子の名前「テオドール」とつながることに気付く。
 もしかして、作者から息子へのメッセージとして描かれた絵本なのだろうか?想像が膨らむ。
 神が登場する物語ではあるが、説教くさくはない。絵も物語も楽しく読める絵本だ。
 
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