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東奥義塾高等学校 公式ブログ

○2159『陶芸 手びねりでつくる茶と花の器』○

『陶芸 手びねりでつくる茶と花の器』
著者名:佐藤和彦 出版社:誠文堂新光社 文責 美術 木村顕彦

 本書は陶芸の技法書である。
 私は、高校の美術の授業で陶芸を教えている都合上、これまでに何冊もの陶芸技法書を目にしてきた。
 似たような内容のものも多いが、たまに、おっと思う内容の技法書に出会ったりするのでチェックを怠るわけにはいかない。
 本書は、そんな風にあまたある陶芸技法書の中でも、特に学ぶ事の多かった一冊だ。
 「手びねり」による茶器と花器を中心に17種類の器の技法が紹介されており、天目碗や香炉、扁壺や水盤など様々な器のつくり方を学ぶ事ができる。
 ちなみに「手びねり」とは、ひも状にした粘土を積み上げながら器を成形していく方法のこと。輪積みとか、ひもづくり、とかとも呼ばれている。
 本書では特に、垂直に粘土を積み上げてから内側を膨らませて器の腰を丸めていく方法や、表面と内側をなめらかにする技術、手びねりロクロの上にクラフト紙を敷いてから粘土を積んでいく方法などなど、学ぶことが多かった。
 また、一見するとタタラ成形(粘土を薄く伸ばして板状にすること)によってつくられたような花器でありながら、あくまで手びねり技法にこだわってつくられたものもあり、しかもその仕上げが丁寧なのに驚く。
 本書を読めば、手作りというのは、こんなにも手間がかかるものなのかと驚くかもしれない(例えば、素焼き後に化粧土による線象嵌を施す技法)。
 だが、手間がかかるからと言って、一つ一つの行程をおろそかにすると、作品は途端にダメになる。たとえ、つくるのに多少時間がかかっても、焼成後にその作品が半永久的に残ることを考えれば、手は抜けないだろう(…と言いたいところだが、焼成によって作品がヒビ割れをして、がっかりすることも多い)。
 陶芸に興味のある方は、ぜひご一読を。
 
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036-8124               青森県弘前市石川長者森61-1  東奥義塾高等学校 TEL:0172-92-4111 FAX:0172-92-4116

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