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○2175『焼き物質問箱 陶芸技法から文化的背景まで広く答えるQ&A250』○

『焼き物質問箱
陶芸技法から文化的背景まで広く答えるQ&A250』
著者名:和田和也 出版社:誠文堂新光社 文責 美術 木村顕彦

 副題にある通り、陶芸に関する250の質問と、それに対しての回答が書かれた本である。
 250の質問は、細かく「知識編」(人物・歴史・用語・作品・産地・扱い方・その他)と、「材料・道具編」、「技法編」(成形・装飾・施釉・焼成)と分類されており、読者は自分の興味に合わせながら疑問を解消できる仕組みだ。
 例えば「『徳利』と『お銚子』はどのように違うのですか?」という質問。
 本書による回答は、「現在は徳利もお銚子も同じものとして扱われているようですが、本来はまったく別の酒器です。」という文章から始まり、過去はどうだったかという歴史的な説明による補足がある。興味深い内容であり、詳細は実際に本書を読んでご確認いただきたい。
 私は高校で陶芸を教えている仕事上、参考になることが多かった。
 例えば、「見込みの中心にS字のひびがははいります。どうしてですか?」という質問に対する回答。
 そういう風にひびが入ることが、授業でもよくある。これまでは生徒に漠然と理由を答えていたが、これからは本書の回答を参考に、より詳しくメカニズムを説明できそうだ。(ちなみに、「見込み」とは、器の内側のこと。粘土が乾燥したあとや、素焼き本焼きをしたあとに、器の内側にS字のヒビが入ることがある)
 また、「技法編」の部分を通読して改めて感じたのは、失敗した場合には基本的には新しくつくり直した方が良さそうだ、ということ。本書では、ロクロ成形をしたあとですぐに高台を削れるようにする裏ワザや、乾燥後のヒビ割れの対処法など、色々と書かれてはいるが、あくまで参考程度にとどめたいと思った。
 何事も、やってみて、初めて疑問がうまれる。
 いま私が陶芸を教えている生徒たちからも、本書に登場するくらいの質問が出てきてほしいものだと感じた一冊だ。
 
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