ToO Gijuku Topics(東奥義塾)
東奥義塾高等学校 公式ブログ

〇2180『大学で大人気の先生が語る〈失敗〉〈挑戦〉〈成長〉の自立学』〇

『大学で大人気の先生が語る〈失敗〉〈挑戦〉〈成長〉の自立学』
著者名:佐藤剛史 出版社:岩波書店 文責 美術 木村顕彦

 本書は岩波ジュニア新書の一冊。
 著者の佐藤剛史(1973-)は、九州大学大学院農学研究員所教を務める大学教員である。
 その著者が、小・中・高校生に向けて、シンプルな言葉を用いて書かれた本書。自立に向けた心構えを学ぶことができる。
 さて、そんな本書。通読して、最も印象に残った箇所がある。次のような記述だ。
 「社会を変えるのは選挙だけじゃありません。何を買うか。何を食べるか。それは社会のあり方を決める選挙の一票と同じなんです。」
 この一文は、その通りである。
 この箇所を読んで私が思ったのは、“資本主義”についてだ。
 資本主義とは(極めて大ざっぱに言えば)お金を持つ者が強いという意味だが、それでけではなく、お金(資本)の使い方を重視する主義という意味もあるのではという考えが浮かんできた。
 いま引用した一文を読んだだけで著者が何を言いたいのかがわかった方もおられるだろうし、もう少し詳しい説明がなければ意味がわからないという方もおられるだろう。詳細を知りたい方は本書の内容をご確認いただきたい。
 ただしそれとは逆に、若い世代に向けて単純に書かれた内容だけに、本書では少し気になる表現もあった。
 以下引用紹介。
 「(略)同じ1万円を稼ぐにしても、20歳の時には10時間以上もかかり、40歳の時には4時間もかかりません。(改行)とすれば若いウチに、アルバイトに明け暮れるのはバカらしいのです。時間がもったいないのです。20年後は、そんなお金は一瞬で稼げるでしょう。」
 お金(賃金)について書かれたこの箇所。いかがだろうか?
 私はこの箇所を読んで、なんだかんだと言ってもこの著者は、年功序列気質を持っているのではないかと思ってしまった。。 ただ単に年齢が上がるだけで賃金が上がっていくほど、現実は単純ではない。にもかかわらず、若い世代に向けた著作において「20年後は、そんなお金は一瞬で稼げるでしょう」と書いてしまうのは、いささか誤解を招いてしまうと私は考えた。
 「この本を読んだすべての人が、すべての内容について、共感してくれたり、賛同してくれるなんて、思っていません。」(本書「おわりに」より)というような言葉も書いてあるので、最後には少し厳しい意見を書いたが、本書が多くの若い世代に読んでいただきたい一冊であることは確かだ。


最新記事
学校所在地
036-8124               青森県弘前市石川長者森61-1  東奥義塾高等学校 TEL:0172-92-4111 FAX:0172-92-4116

東奥義塾

Author:東奥義塾

AKB48の渡辺麻友の3rdシングル特典DVDに本校制服が!!

この公式ブログが「あおもりICTコンテスト2010(学校Webサイト部門)」で「最優秀賞」!!

東奥義塾個人情報保護方針→こちら

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

06月 | 2017年07月 | 08月
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -