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〇2192『はじめましての郷土玩具』〇

『はじめましての郷土玩具』
著者名:甲斐みのり 出版社:グラフィック社 文責 美術 木村顕彦
 
 水色の表紙が美しい。
 本書は、全国各地の郷土玩具について学べるガイドブック的な一冊。カラー写真図版を眺めているだけで楽しい。
 さて、そもそも郷土玩具とは何かと言えば。
 たとえば私が住んでいる青森県弘前市で言えば、「下川原焼土人形」の鳩笛や「金魚ねぷた」などが郷土玩具として有名だ。
 集めていると昔懐かしい気持ちになるということで、現在でも潜在的に郷土玩具ファンが多いだろうと想像する。
 機械化された製品ばかりが世の中に溢れている現在。手作りのぬくもりを求めて、また今日も郷土玩具ファンが新たに生まれているはずだ。
 …とまあ、それはそれで事実だと思うのだが、本書にある次のような記述を目にして、はっとする。以下、引用紹介。
 「明治期、郷土玩具が大人の蒐集趣味に値するものとして世間に認識され、その価値が広まったのは、清水晴風(1851-1913)と晴風が描き編んだ玩具画集『うなゐの友』の存在が大きい。」
 「明治・大正期から起こった郷土玩具ブーム。愛好家たちが熱心に記録・研究し、描くことを愉しんだ玩具絵が今も残されている。」
 つまり、現在よりもずっと前の明治期に、郷土玩具が大人の鑑賞にも耐えうるものとしてブームだったと言うのだ。このことは、郷土玩具というものをとらえる上で、忘れてはならないことだと思う。
 なぜなら、明治・大正期の大人たちも、現在の私たちと同じように(例えば江戸時代を)懐かしむように郷土玩具を集めていたのかという想像ができるからだ。
 いつの世も、手づくりの玩具にノスタルジーを感じるということか。
 最後に、余談ながら。本書収録の「金魚提灯」(山口県柳井市)が、先述の「金魚ねぷた」に似ているような気がするのだが…。興味のおありの方は、本書をご確認いただきたい。

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