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〇2197『エンピツ戦記 誰も知らなかったスタジオジブリ』〇

『エンピツ戦記 誰も知らなかったスタジオジブリ』
著者名:舘野仁美(著)平林享子(構成) 出版社:中央公論新社 文責 美術 木村顕彦
 『もののけ姫』(1997年公開)や『千と千尋の神隠し』(2001年公開)などのアニメーション作品制作で知られるスタジオジブリ。
 本書はそのスタジオで永年にわたってアニメーターを務めた舘野仁美(1960-)である。
 彼女が、アニメーターとして(主に)「動画チェック」の仕事をしていく様子が描かれた本書。原画スタッフ、動画スタッフと監督との板挟み状態を記述した箇所は、身につまされる。
 さて、そんな本書。通読して気になったのは、スタジオジブリにおける社員制度についてだ。
 スタジオジブリは「『おもひでぽろぽろ』(1991年公開)の制作に入るころに、フリーだったスタッフを社員化」した、とある(本書による)。
 ではその社員制度がどれくらい続いたかというと、ジブリの制作部を解散したのは、2014年夏公開の『思い出のマーニー』の制作が終わった頃までのようだ。
 つまり、スタジオジブリ制作部スタッフの中で、社員制度が成立していたのは1991年から2014年までの20年弱ということになる。
 おそらくその20年弱の間に、高倍率の難関をくぐり抜けてスタジオジブリに入社した人もいるだろう。それを思うと、組織の寿命の残酷さを痛切に感じてしまう。
 当然ながら、制作部解散は、本書著者である舘野仁美の身にものしかかる。彼女ほどの実力をもってすれば、フリーのアニメーターとしても十分やっていけるだろうが、スタジオジブリ退職後に彼女が選んだ職業は、なんとカフェの店長。
 カフェでの仕事ぶりについての記述は少ないが、興味深い。
 宮崎駿(1941-)という巨人の元でジブリアニメの制作に関わった人物による、貴重な回顧録である。
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