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○0405『オレ様化する子どもたち』

『オレ様化する子どもたち』
著者名:諏訪哲二 出版社:中公新書ラクレ 文責 国語 坂本幸博

 1980年代、校内暴力等、学校を取り巻く問題が大きくクローズアップされてきた。この時期、学校における子どものありようが大きく変わってきたと感じる教員が多かったそうである。その変化はある意味、主体的・自立的になったというものではあったが、それは、教師たちが望んでいた、社会的自立につながるものではなかったのだ。
 著者は、戦後の子どもたちを「農業社会的」「産業社会的」「消費社会的」の三分類で捉えている。そして「消費的社会」の子どもたちは、それ以前に社会でほぼ通用していた高校生のあり方として認められてきた「客観的な姿」とは、おおよそかけ離れたものであったと指摘している。
 子どもは社会を映す鏡であるとよくいわれるが、社会のあり方が変化していく以上、ある程度の質的変化は避けようのないものである。しかし、日本の価値観として連綿として受け継いできたものは変わってはいけないはずである。
 私が、教育実習生として教育現場に立ったとき、教員たちが「生徒に質問をして返事が返ってこない場合は、生徒ではなく質問に問題がある」といっているのを聞いて、なるほどと思う一方で、説明しようのない違和感を覚えたことを今でも記憶している。子どもは飽くまですばらしいものであるという価値観は、無批判に受け入れてよいものであろうか。
 もちろん、子どもは多くの可能性を秘めており、その点においては「すべての」子どもがすばらしいといえる。しかし、すべての子どもがその可能性を活かそうと努力しているかといえば、そうではないだろう。そうであるならば、教師はもちろん、周囲の大人たちが、子どもたちの可能性を導き出してやらなければならないと考える。それが「教育」というものであろう。
 当該図書を読み進めていくことで、教員のみならず、一人でも多くの「大人」が「子ども」のことを「真剣」に考えてほしいと思うのである。

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