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○0431『モナ・リザは高脂血症だった』

『モナ・リザは高脂血症だった』
著者名:篠田達明 出版社:新潮新書 文責 理科 井上嘉名芽

 本書は医師でもある著者が肖像画をもとに、病名を推理する読み物である。ある程度の文献の裏付けはあるものの、推測を膨らませている部分もある。ただ、過去の肖像画1つからいろいろと考えることができるのだと、新たな見方を教えられた一冊である。
 例えば豊臣秀吉は「多指症」であったかも知れないと述べる。いくつかの文献にも指が6本のことが書かれている。その6本目の指は右の親指の付け根だと言われている。そして有名な秀吉の肖像画を見ると右手に笏(しゃく)を持ち、右の親指が描かれていない。反対に左手は親指を強調している。このように本書を読むとその推理もなかなかおもしろいと感じることができる。
 昔の肖像画(似絵)は一般に描かれた人物が右向きのものは本人を前にして活写した作品、左向きの場合は絵師があとから家族や関係者に聞いて想像しながら描いたものとされる。全ての肖像画がこの原則に当てはまるわけではないが、昔から我が国の絵師の間ではそのような習わしがあったようである。また、このような右向きの絵を本人が望むことが多かったことには医師である著者の見立ては次の通りである。
 「ヒトの顔が非対称なのは、赤ちゃんのときのねぐせが影響している。生まれてまもない乳児は大脳のはたらきが未発達で、手足や首の随意運動はほとんどみられない。ことに右の後頭部がへしゃげて(これを斜頭という)顔の右半分がゆがむのである。斜頭と顔面の変形は成長とともに徐々に矯正されるものの、成人後、なお影響はのこる。この結果、顔の左半分のほうが見栄えのする者が多く、右向きの顔の肖像が本人に気に入られるようになり、武将たちの肖像画は右向きという習慣が定着したのかもしれない。」

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