ToO Gijuku Topics(東奥義塾)
東奥義塾高等学校 公式ブログ

○0446『子どもが壊れる家』

『子どもが壊れる家』
著者名:草薙厚子 出版社:文春新書 文責 理科 井上嘉名芽

 最近犯罪の低年齢化が進む。各家庭で何が起こっているのだろうか。子どもが悪いのか、親が悪いのか、それとも社会が悪いのか。これらを、元法務教官の著者が経験と少年からの聞き取りから独自の理論をまとめ上げている。
 最近の子供達は集団で行動することになかなか慣れることができない。とにかく自分の言うことを聞いて欲しい、自分を特別扱いして欲しいという欲求は強くなってきている。親はその欲求を「個性」と勘違いしており、協調性を教えるという意識は薄れつつある。また、子供達をペットのように可愛がり、勉強や成績には関心を持って学校生活へも干渉していく一方で、子どもを教育すべき肝心の場面では子どもと向き合うことができず、「本人に任せていますから」と迎合し、「先生が叱ってください」と人任せにする。まるで飼い犬を訓練に出すような感覚だ。
 現在の生活スタイルとして、電気機器が発達してきた。テレビやビデオなど今はいくらでも安価で見ることができる。しかし、2歳まではテレビやビデオを見るべきでないと指摘している。調査では2歳までに毎日、テレビなどを視聴したり、視聴しなくても電源をつけたままにした時間が4時間を超えると、そうでない家庭と比べて2倍以上の「言語の遅れ」が起こる調査結果が出ている。
 さらにゲームも悪影響を及ぼしていると詳説している。実はテレビやテレビゲームなどでモニターを見る行為が脳の前頭前野の機能を低下させる結果が出ている。前頭前野を働かすことができないと、イライラが止まらず自分の感情をコントロールできなくなってしまうのである。このことを親は認識する必要がある。子どもがゲームをするとおとなしくなるのでついやらせてしまう家庭が多くなってきているがこれこそが一番危ない状況なのである。そんな子供達に言われるままにゲームやビデオのソフトを与え、目の前でおとなしくしているからと安心してしまう怠惰が、「子どもを飼う」親を、そして深刻な少年非行を増やす。放任したつもりのない「放任」のツケは、子供達が目の前にいながら、頭の中を別の世界の妄想に支配されていく。
 私たちは、少年による特異な凶悪事件をなくすために、小さなところから改善する努力をするべきだ。具体的には朝の挨拶からはじまり、感謝の言葉、そして愛情のある言葉を掛け、家族、そして家族以外の人とも親密に接触させる。親は子どもの話を聞いてあげる。ほめてあげるが、時には叱り、忍耐を教え、人の気持ちを理解させる。誰でもできる単純なことを、改めて億劫がらずに実践していくことが大切だと筆者は最後にまとめている。

学校所在地
036-8124               青森県弘前市石川長者森61-1  東奥義塾高等学校 TEL:0172-92-4111 FAX:0172-92-4116

東奥義塾

Author:東奥義塾

AKB48の渡辺麻友の3rdシングル特典DVDに本校制服が!!

この公式ブログが「あおもりICTコンテスト2010(学校Webサイト部門)」で「最優秀賞」!!

東奥義塾個人情報保護方針→こちら

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

03月 | 2017年04月 | 05月
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -