ToO Gijuku Topics(東奥義塾)
東奥義塾高等学校 公式ブログ

○0453『日本の方言』

『日本の方言』
著者名:柴田武 出版社:岩波新書 文責 国語 坂本幸博

 著者の柴田武は長く東京大学で教鞭を執り、日本の方言研究の第一人者であった人物である。当該図書はその筆者が国立国語研究所の所員として日夜研究に励んでいた時代の業績をもとにして書かれたものである。
 「方言」とは「地方の言語」ということであり、その地方の言語体系のすべてを指す。つまり目のことを「マナグ」といったり、猫のことを「チャペ」といったりするように「特別な単語」のみを指すのではなく、音声やアクセント、文法までも含めて「方言」なのである。
方言は地域社会のコミュニケーションの中で生まれていったものである。日本のように狭い国土の中で、これほど豊富な方言があることは「不便である」ことをイメージさせるかもしれないが、当該図書を読むことでそうした疑念は解消されていくはずである。
 方言が豊富であるということは、それだけ文化が豊富であるということである。文化が豊富な土壌からは多くの人材が育成されていくことは疑いのない事実である。そうした面から方言をとらえていくと、方言をなくして全国を共通語化しようという意見や、方言にコンプレックスを持つ人などは少なくなっていくのではないだろうか。
 共通語は共通語として非常に重要である。それと同じように方言も重要であるということである。そのように捕らえていくと、将来、「日本語」はより豊かなものになっていくはずである。各自がそれぞれの方言を観察することにより、方言に対する愛情をもてば、その共通語もより豊かなものになっていく。方言とは日本語を肉付けしていくものに他ならないのである。


最新記事
学校所在地
036-8124               青森県弘前市石川長者森61-1  東奥義塾高等学校 TEL:0172-92-4111 FAX:0172-92-4116

東奥義塾

Author:東奥義塾

AKB48の渡辺麻友の3rdシングル特典DVDに本校制服が!!

この公式ブログが「あおもりICTコンテスト2010(学校Webサイト部門)」で「最優秀賞」!!

東奥義塾個人情報保護方針→こちら

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

10月 | 2017年11月 | 12月
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -