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○0465『真実の日本戦記』

『真実の日本戦記』
著者名:家村和幸監修 出版社:宝島SOGOI文庫 文責 国語 坂本幸博

 現在、日本は憲法において「戦争を放棄」している貴重な国家である。しかしながら、日本の周辺では、中国の軍備増強は著しいものがあり、北朝鮮も核武装を行っている。日本がいくら戦争を放棄しても、周囲の争いに巻き込まれてしまうという事態に陥ってしまう可能性は決して低くないであろう。当該図書はそうした視点も含め、元陸上自衛隊幹部学校戦術教官の監修のもとにまとめられている。
 しかしながら、我々が読む段階においては、「今後の戦争に役立てる」といった読み方は全くする必要はない。多角的な視点で、これまで常識とされている有名な戦いを見直すことで、そこから多くのことを学んでいけばよいのである。
 改めて、こうした内容の本を読んでみると、戦において最も重要であったのは兵站ではないかと思われるのである。兵士も食事をとらなければ戦うことはできないし、弾丸や矢はもちろん、刀や槍が尽きてしまえば、いかな猛将といえども戦うことはできないのである。
 また、戦術面の検討でおもしろいのは、織田信長・徳川家康連合軍と、浅井長政・朝倉義景連合軍が戦った「姉川の戦い」を、カルタゴの名将、ハンニバルがローマ軍を殲滅した「カンネの戦い」と重ねて見ていることである。信長軍を戦国最弱であるとし、家康軍の側面攻撃が戦の趨勢を決したという当該図書の判断は間違いないところであろうから、中央に弱い歩兵を集め敵の主力部隊にぶつける一方で、側面から精鋭部隊である騎兵が攻撃を掛けたカンネの戦いと重ねることは強ち間違いではない。
 また豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に、安国寺恵瓊のように、朝鮮の民衆に文字を教えたりしていた武将の存在を紹介している点も見逃せない。我々が知っておくべき事はまだまだ多いのである。

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