ToO Gijuku Topics(東奥義塾)
東奥義塾高等学校 公式ブログ

○0494 『子供の「脳」は肌にある』

『子供の「脳」は肌にある』
著者名:山口創 出版社:光文社新書 文責 理科 井上嘉名芽

 犬や馬といった哺乳類は、赤ん坊を出産してまず初めに、赤ん坊の全身を舌で舐める。これは赤ん坊の皮膚の表面についた羊水などをぬぐうのと同時に、赤ん坊の全身にした刺激を与えてマッサージをしているのだ。赤ん坊の循環器系、消化器系、泌尿器系、免疫系、神経系呼吸器系などあらゆるシステムを正常に作動させるために必要なことなのである。全身を舐められることで赤ん坊は正常に呼吸し、消化、排泄ができるようになる。
 人間の場合は、母親は赤ん坊を舌で舐める代わりに、出産のときに子宮の中でマッサージしているのだという学者もいる。長時間続く陣痛による子宮の収縮が、胎児の全身に皮膚刺激を与える。すると胎児の皮膚の末梢の感覚神経が刺激され、それが中枢神経に届き、自律神経系を経て様々な器官を刺激する。ゆえに産道を通らずに帝王切開で生まれた子供は、後に情緒不安定など、情動面での問題が生じる可能性が高いとの指摘さえある。

「抱きしめる、という会話」
 子供の頃に
 抱きしめられた記憶は、
 ひとのこころの、奥のほうの、
 大切な場所にずっと残っていく。

 そうして、その記憶は、
 優しさや思いやりの大切さを教えてくれたり、
 ひとりぼっちじゃないんだって思わせてくれたり、
 そこから先は言っちゃいけないよって止めてくれたり、
 死んじゃいたいくらい切ないときに支えてくれたりする。
 子どもをもっと抱きしめてあげてください。
 ちっちゃなこころは、いつも手をのばしています。

 父親が積極的に子供と触れ合うことが大事だ。父親は「高い高い」や「おんぶ」、「肩ぐるま」などのスキンシップに象徴されるように、子どもに大人と同じ目線で世の中を見せ、その厳しさを教えてくれる。また、おんぶされているときは、赤ん坊は当然父親の身体とともに同じ目線で空間を移動する。この行為は物事をいろいろな角度から見る能力を育ててもいるようだ。
 セルフタッチが多い人というのは、緊張したりストレスを抱えていたり、欲求不満で心が不安定になりやすい人である。嘘をつくときにも、人はセルフタッチをする。それは嘘をつくことによって、不安が高まるからだ。この場合は独特の行動を示す。口を隠そうとするのだ。鼻を触ったり口の回りを手で擦ったりして、口を相手に見えないように遮ろうとする。
 このように、人間の皮膚は五感と直結しており、小さい頃からのボディータッチがゆくゆくの感覚に重要な役目を担っていると本書は詳説している。


最新記事
学校所在地
036-8124               青森県弘前市石川長者森61-1  東奥義塾高等学校 TEL:0172-92-4111 FAX:0172-92-4116

東奥義塾

Author:東奥義塾

AKB48の渡辺麻友の3rdシングル特典DVDに本校制服が!!

この公式ブログが「あおもりICTコンテスト2010(学校Webサイト部門)」で「最優秀賞」!!

東奥義塾個人情報保護方針→こちら

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

08月 | 2017年09月 | 10月
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30