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○0519『周瑜』

『周瑜』
著者名:菊池道人 出版社:PHP文庫 文責 国語 坂本幸博

 「美周郎」と呼ばれた三国時代一の美男子であり、呉の大都督として活躍した周瑜の物語である。周瑜を語る上で外せないのは、以前書評でも取り上げた孫策の存在である。幼少時から家族同然のつきあいをし、「断金の交わり」と呼ばれるほどの固い友情に結ばれていた。孫策のもとで数々の戦いに出陣する一方、多くの県で長官を務めるなど内政においても高い能力を発揮している。
 孫策死後は、その弟である孫権に仕え、呉の為に奮闘する。孫権が後を継いで間もない時には、孫権を軽んじるものも多かった。孫策と孫権の生母である呉夫人(呉栄)も孫権に対し、周瑜を兄と思うようにと命令していたが、周瑜が率先して臣下の礼をとり規範を示すことによって周囲もそれに従うようになったといわれている。
 三国志演義では主人公格の諸葛亮の引き立て役として描かれたため、尊大で自信過剰の人物としての印象が強い。しかし、実際には寛大な性格で人心をつかむことに長けていた。孫策や孫権の父親である孫堅の時代からの宿将程普と折り合いが悪く、程普は幾度となく周瑜を侮辱していたが、周瑜は飽くまで膝を屈し、程普を立て続けたので、その謙譲さに程普も感服し、周瑜を尊重するようになったそうである。これらのエピソードを見る度に、演義での扱いが不憫に感じられてならない。
 周瑜最大の見せ場が、赤壁の戦いであろう。演義では諸葛亮が風向きを変えるなどまるで「魔法使い」のような活躍を見せ、曹操を撃退するが、史実の赤壁では、諸葛亮はほとんど活躍せず、周瑜率いる呉軍の大奮戦によって、曹操軍を撃退している。
 演義やそれを題材にした映画のみで周瑜を知っている人は、ぜひ史実の三国志を繙き、真実の周瑜像に触れてほしいと考える。
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