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○0551『白戸三平伝 カムイ伝の真実』

『白戸三平伝 カムイ伝の真実』
著者名:毛利甚八 出版社:小学館 文責 理科 井上嘉名芽

 本書は「謎」の漫画家白戸三平79歳の素顔を書いた本である。交友のある著者が今まで書いてきた白戸三平についてのレポートを1冊の本にまとめたものである。
 「カムイ伝」とは江戸時代の士農工商を詳説に描いた大衆娯楽漫画である。私自身初めてこの漫画に触れたのは、中学校の図書室であった。私の通っていた中学校の図書室には漫画が2つあった。一つは「はだしのゲン」そして、「カムイ伝」であった。当時「カムイ伝」をパラパラと呼んだときは、人間の死がリアルに描かれているため気持ち悪くて読めなかった。その後高校に進学し日本史の授業でこの「カムイ伝」を推薦図書として進められた。もう一度読んでみようと今度は、勉強だと思い購入して読んでみた。そうすると、江戸時代の士農工商を教科書では説明しきれない細部にわたる部分をしっかり説明してある漫画であった。引き込まれるように当時読んだ記憶がある。その最終話を読んだとき、著者の編集後記で「カムイ伝」は三部作からなるもので、その第一部が終わったに過ぎないと1971年に書かれていた。私はその1971年生まれ、生まれたときに第一部が終わりその後まだ描かれていなかった。いつになったら完結するのだろうと当時不思議に思っていた矢先に、新聞に「カムイ伝 第二部」連載開始とデカデカと記事に載っていた記憶がある。何というタイミングで読んだのだろうと当時感じていた。とにかくこの「カムイ伝」は普通の娯楽漫画とは一風変わっている漫画であった。このようなおどろおどろした漫画を良く連載できたと思っていた。本書を読んでその謎が解けた。白土は自分の描きたい漫画を書き続けたために、掲載出版社の要望と食い違うことが多く、連載打ち切りが多くなっていた。そのため、自分で書きたい漫画を世に送り出すために自分自身で月刊漫画「ガロ」を創刊し、「カムイ伝」を世に送り込んだのである。雑誌の名前の「ガロ」は我々の道の「我路」から来たそうで、白土の自分の世界観を大事にしていた結果なのだと分かった。


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