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○0580『ぼくは閃きを味方に生きてきた』

『ぼくは閃きを味方に生きてきた』
著者名:横尾忠則 出版社:光文社 文責 美術 木村顕彦

 私は本書を光文社文庫版で読んだ。どうやら元々は文庫版発売の六年前にPHP研究所から『芸術は恋愛だ』というタイトルで刊行したものを、文庫化に際して『ぼくは閃きを味方に生きてきた』に改題したようだ。・・・『芸術は恋愛だ』のタイトルであれば、自分は本書を手に取っていただろうか、と考えると、本のタイトルの重要性はやはり大きい。
 芸術家・横尾忠則の若き日のエピソードから、「直観」「宇宙」「チャネリング」「UFO」「アカシックレコード」といった世界についての話まで、ぎゅうぎゅうに詰め込まれた一冊である。文庫版なので横尾氏による口絵はないが、もしこの文章に横尾アートまで溢れていたら完全に「湯あたり」のような症状になってしまうだろう。
 本書で横尾氏は述べる。「自分に忠実にというのは、自分の『欲』や『執着』に忠実にということではなくてね。自分の欲ってのはエゴだから。自分の欲ではなくて、自分の『想い』に忠実じゃなきゃだめだね。」その考えは、田口ランディ氏が「瞑想」について考えた時の結論に相通ずるようにも思う。
 「21世紀がもし精神を極める時代になったら、おそらく18世紀や19世紀とつながってしまって、20世紀は歴史上から地盤沈下してしまうと思う」という予想も刺激的だ。こういった着眼点は芸術家ならではのように思う。21世紀について個人がどう捉える(予想する)かにもよるが、普通は20世紀を「産業革命後、文明の発展」と捉え、その流れのまま21世紀はさらに科学が進み・・・と考える。だが言われてみると確かに、20世紀が物質文明の時代で、21世紀と19世紀以前が精神に重きを置く時代だとするならば、横尾氏の主張が正しいように思えてくる。それは、震災後、原発事故後、改めて言うまでもなく多くの日本人が感じていることだろう。

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