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○0585『シュメル神話の世界』

『シュメル神話の世界』
著者名:岡田明子・小林登志子 出版社:中公新書 文責 国語 坂本幸博

 世界最古の文明として名高いメソポタミア文明における「シュメル神話(シュメール神話とも)」をまとめて、解説を加えたものである。シュメル人は紀元前4000年ごろにメソポタミアの地において、みごとな文明を発展させた人々である。「ニビル」という惑星から飛来した「アヌンナキ」と呼ばれる神々が人類を創成したといういわゆる創成神話や、その人類を滅ぼすために大洪水を起こしたという「洪水伝説」、また、英雄ギルガメッシュが登場し、不老不死を求めて冒険をするギルガメッシュ叙事詩などを、その神話として持っている。
 登場する神々は非常に個性的であり、お互いの利益を求めて奔走する様子は、非常に「人間くさい」といわざるを得ない。私などは逆に親しみが持てるのであるが、人によっては神々とは思えないという考えを持つかも知れない。
 シュメル神話を眺めているとあることに気がつく。その内容が世界各地に伝わっている神話や聖書の創世記に書かれてあることと一致するのである。このことは多くの問題を我々に投げかけてくる。偶然、各地で同じような神話が作られたのか、はたまた、世界中の神話はすべてシュメル神話から派生したものなのか。
 そうした問題に積極的に関わっている人物もいる。ゼカリア・シッチンは現在ヘブライ語を読解できる数少ない人物であるが、彼は、世界中の神話はシュメル神話から派生したものであり、聖書の記述も、メソポタミアの粘土板に書かれたものをまとめたにすぎない、しかも、そこに記述されていることは「荒唐無稽な神話」ではなく、すべて古代の地球で起こったことだと考えているのである。その考察は、人によっては聞くに値しないものだと思われるかもしれない。しかし、シッチンの、膨大な資料を綿密にあたる仕事ぶりを知ってなおかつ、そういうことがいえるであろうか。
 おおいぬ座の「シリウス」には、「伴星」と呼ばれる付随した星が存在する。それは、肉眼では絶対に見ることができず、現代文明の科学によって我々にもたらされた情報である。しかし、メソポタミアの粘土板には「シリウスは双子の星である」と記述されている。さらに「その情報はアヌンナキによって伝えられた」とされているというのである。
 当該図書にふれ、シュメル神話に興味を抱いた人は、ぜひ、シッチンの著作にもふれてほしい。その著作については、機会をみてこの書評で扱いたいと考えている。


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