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○0596『みんなで見守る 世界遺産 白神山地』

『みんなで見守る 世界遺産 白神山地』
著者名:齊藤宗勝 出版社:アリス館 文責 理科 井上嘉名芽

 著者は一時期弘前大学の助手の経歴の持ち主で、白神山地の保護に尽力した一人である。
 そもそも白神山地とは青森県の鰺ヶ沢町から秋田県の藤里町の素波里ダムに至る南北45kmと、日本海の海岸線から内陸へ東西25kmにおよぶ面積約13万ha、琵琶湖の2倍ぐらいの広さをもつ山岳地帯を指す。世界遺産に登録された部分は、この内16971haで、茨城県の霞ヶ浦ぐらいの面積に相当する。
 白神山地が世界遺産になった理由は、冷温帯を代表する純度の高いブナ林が世界一の広さで原生林状態のまま保存されているということが、大きな登録理由である。
 かつて、東日本ではブナの森が平地にも広く分布していたため、東日本の人々にとってブナ林は、縄文時代以来の原風景の森であったと言われている。ブナは薪や炭の材や建築材や生活用材などとして利用されていた。しかし、乾燥するとねじれたり曲がったりするので、優良な木材では無かった。そのため、役に立たない木を生やしておくよりはスギやヒノキのような生活に利用できる優良な木の植林地や、耕作地に転換した方が良いという考えから、1950年代から1970年代にかけてブナ林はどんどん伐採されて急速に姿を消していき、現在は奥山でしか見られなくなってしまった。白神山地には、その残り少なくなったブナ林が世界一の広さで残っているのだ。
 その中に津軽十二湖という大小30湖沼が点在する湖がある。ブナ林に囲まれ特に青池が観光名所として広く知られている。しかし、青く見える湖は遊歩道を歩いて行くと他にもあることに驚く。私自身大学・大学院時代津軽十二湖をフィールドワークの場所として水質調査をしてきた。一般に広く知られていない湖が点在し、その幻想的な風景はセカセカした毎日を忘れさせてくれる場所であったのを覚えている。機会があったら是非津軽十二湖へ足を運び、白神山地を堪能していただきたい。


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