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○0606『青森のわらべ歌』

『青森のわらべ歌』
著者名:工藤健一 出版社:柳原書店 文責 国語 坂本幸博

 日本の文化の中に「歌」は深く根付いている。乳幼児の頃は子守歌を聞き、児童期には手まり歌、お手玉歌、鬼遊び歌などを歌いながら遊ぶのである。よく日本人は「情緒が豊かである」ということをいう人がいる。もし、それが事実であるとすれば、日本人が情緒豊かになったのは、歌が生活と密着していたことが理由の一つではないかと考える。
 それに関連して「現代人は情緒がなくなった」ともいわれる。事実、子守歌を聞いて育つ子どもは少なくなり、遊びの変化と共に、遊びの場で歌が歌われることもほとんどなくなったように思う。そうであれば幼児教育の場において、歌やお遊戯というものが非常に重要な意味を持ってくる。幼児教育の中で「歌」を大切に扱ってほしいと切に願うのみである。
 わらべ歌の特徴の一つに、楽譜がなく、口伝えで歌われてきたというものがある。当該図書では、そうしたわらべ歌に一つ一つ楽譜をつけ、掲載していることは大変興味深い。そうした形で残しておかないと、歌われなくなったわらべ歌は消滅してしまうのである。
 また、わらべ歌は方言とも密着に関わっている。特定の地域でのみ歌われるわらべ歌は、その地域の方言で歌われるものがほとんどである。そうであれば、各地のわらべ歌を記録・保存していくことは、方言を記録・保存していくことにもつながる。そして、それらはそ の地域における「文化の保存」につながっていくのである。
 一度、失われた、死滅した文化は二度と生き返ることはない。そうならないうちに、記録・保存していかなくてはならないのである。そういう点において、当該図書の存在は非常に大きいといえる。


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